オーストラリア出身(生まれはハワイ)の大柄な女優ニコール。いかにもイギリス紳士のコリン。スクリーンの二人は似合いのコンビ。しかし、その相性の良さが前作では活きていなかった。第二次世界大戦のトラウマを抱える主人公にコリン。結婚相手がニコールだった。再共演映画でトラウマを抱えるのが、今度はニコール。
▲それぞれ、この作品でアカデミー主演賞を受賞。
その二度目の共演作も残念ながら出来はいまひとつ。ニコールの役は、ある事件の影響で記憶障害になった女性。コリン・ファース演じる「夫」と同居しているのだが、どうもしっくりこない。それは障害のせいだと夫はいうが、疑問が残る。ある精神科医から連絡が入り、その治療を受ける。果たして彼女のリアルな人生とは?という話。原作はベストセラーらしいが、この話、文字で謎明かしすれば、面白いのかも知れないが、あまり映像的ではない。トラウマや精神障害を映画にするならヒッチコック並みの「荒技」が必要。多分、スクリプトの時は(文字だから)良く書けていたのだろう。それにしても、この魅力的な俳優たちの共演が全く活きていない。どんな俳優といえども、脚本、演出がヘボだと生きてこないという見本。どうも二人ともオスカーの呪縛から解放されていない。エージェントを変える必要あり⁈