
オースン・スコット・カードの原作は「伝説」的名作シリーズ。残念ながら、そう聞いても原作を読んだ事はない。日本でもSFファンには、そのレジェンドは生きていて、この映画にまつわる情報を読んでいると、小説への圧倒的評価が判った。映画を評価する声も、原作ファンだという人が多い。そんな高い評判につられて、この映画を観に行った。選ばれし少年が地球を救うというのは、SFとしてはテッパンの物語に思える。その主人公を演じたのは、スコセッシの映画愛に満ちた「ヒューゴ」の主演男優エイサ・バターフィールド。この映画でも堂々と主人公エンダーを演じている。エンダーを育ているのはハリソン・フォード。数々の傑作SFに出演してきたハリソン。この役はそれまでの役へのオマージュに見えた。映画は「選ばれし」少年のストレートな成長物語に仕上がっている。それがモノ足りなさに繋がる。決して退屈ではないが、興奮はない。原作は伝説らしいが、映画はカルトにはなりそうもない合格点な娯楽作だった。監督はギャビン・フッド。
