先日、発表されたゴールデングローブ賞の作品賞候補作になった「砂漠でサーモンフィッシング」が公開されている。イエメンに鮭を放流して魚釣りを楽しむ王様の願いに奔走する英国の映画。主演はユアン・マックレガーとエミリー・ブラント。
エミリーが演じるのは、王様のコンサルタント。ユアンはプロジェクトを依頼される専門家。「馬鹿らしい計画」だと相手にしなかったのに、政府からの圧力で仕方なく参加する事に。
この計画を政治的に利用しようと画策するのはクリスティン・スコット・トーマス演じる首相専属広報官。中東の政情不安を背景にしたライトなコメディ。
こういう素材をコメディに仕立てるというのが、いかにも英国映画的。
監督はラッセ・ハルストロム。「マイライフ・アズ・ドッグ」「ギルバート・グレープ」の頃の切れはない。でも「ハチ公」もしっかりハリウッド・リメイクに仕立てる職人技は健在。
恋に揺れるキャリア女性をエミリー・ブラントが素敵に演じている。「プラダを着た悪魔」でも可愛いコメディエンヌだったブラントの魅力全開。マックレガーは嫌味のない二枚目の役どころ。
夢のある、いい話。でも、今ひとつ深みはない。GG賞の作品賞ノミネートは最大のミステリーだと揶揄されているらしい。作品賞レベルではないにしろ、このお正月映画の外国映画唯一のロマンス。気楽なデートムービーとしては楽しめる。
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