俳優にはいろいろな要素がある。
ブラッド・ピットのように顔や体も美しいというタイプ。
メリル・ストリープやロバート・デ・ニーロ(最近はそうでもないけど昔は)「超」の付く演技派。
バーブラ・ストライサンドのように歌える人。
そんな中で、アメリカ映画には伝統的に、巨漢俳優というジャンルが存在する。
アメリカ人が巨漢傾向にあるから、そうなのか。
その点ははっきりしないが、ハリウッド創設の頃から(アーバックルなど)巨漢の俳優には人気があった。
ただし、2枚目ではなくコメディ担当という役割。
最近の日本でも伊集院光など、巨漢なタレントはいる。
主にバラエティなどでは活躍するが、俳優として常に需要があるかといえば、そうでもない。
60歳にしてハリウッドで注目を集めている巨漢俳優がいる。
ジョン・グッドマン。
90年代あたりから本格的にハリウッドスターとして活躍してきたグッドマン。
ベーブルースを演じた「ベイブ」やマンガの世界そのままだった「フリントストーン」などで立派に主演俳優として活躍。
2000年以降は脇にまわって、ディズニーアニメの声優などの仕事をこなしていた。
そのグッドマンが、このところハリウッドで急にスポットを浴びている。
きっかけは、アカデミー賞に輝いた「アーティスト」。
あの映画で気まぐれなプロデューサーを演じて、グッドマンの存在ここにありと示した。
現在、公開中の「アルゴ」「フライト」が共に大ヒット。
(今週のランキングでは「フライト」が2位「アルゴ」が3位)
来年のアカデミー助演賞ではどちらの作品でもノミネート確実といわれれいる。
奇しくも「アーティスト」「アルゴ」はどちらも映画人を演じている。
やはり、巨漢であることは、ハリウッドのシンボル的存在らしい。
長いキャリアのある俳優。しかも、好きな俳優に注目を集まるのは嬉しい。
そろそろ始るアメリカの賞レース、グッドマンにさらに光が当たることを期待したい。