番宣を見ていて何となく良心的な作品だなと感じた、生田斗真主演の「遅咲きのヒマワリ」。
都会で自分を見失った青年は田舎(高知の四万十川)へ行き再生する。
こう書けば、臭いドラマを想像する。
でも、このドラマまるでハリウッド映画のような(それも良質な)展開。
ヒロインを演じるのは真木よう子。
彼女はここの出身だか、田舎の窮屈さに都会へ脱出した医師。
それが地元の病院へ赴任を強要される。
やる気のないまま、地元へ戻ってくる。
すこしヤサぐれた真木よう子いい。
美しい四万十川があっても、町はシャッター通りになっている。
村は過疎化が激しい、
生田斗真演じる青年は村に住んでお年寄りの「お世話係」をする。
最初は優しく接してくれるお年寄りも、馴れるにしたがって、要求は高まるばかり。
プライベートを無視され、田舎生活がパラダイスではないという現実にさらされる。
夢やぶれた青年という役に、生田斗真はなぜか、似合う。映画「人間失格」や「君に届け」など作品に恵まれて成長している俳優。
連続テレビドラマの主役には地味かなと思ったが、少し屈折した好青年を素直に演じている。
生田、真木と主役に地味だけど、いい役者を揃えたドラマ、
製作側は相当内容に自信を持っているのだろう。
初回で、今後の物語にキーパーソンになりそうな村のおばあさんを演じた倍賞美津子が死亡した。
意外な展開で、今後が読めない。
それだけ、緊張感のある、いいドラマだった。
理想ではない地方の現実を折り込みつつ、若い世代の成長を描く。
まるで、骨子はハリウッド映画の王道のよう。
地味な印象なので、視聴率が穫れなさそう。
そんなことに、めげないでスタッフ、キャストに頑張ってもらいたいと思った。