スピルバークの新作「戦火の馬」。
昨年までの下馬評では圧倒的の強かった。
ところが、実際に賞レースが始まると勢いがなくなった。
公開時期も年末ギリギリ。
賞レースで話題をさらう狙いだったハズ。
それが、興行的にもいまひとつな成績だった。
今年のアカデミー賞でも、やっと作品賞候補にはなったが、
スピルバークは監督賞にはノミネートされなかった。
その他の主要部門でもまったく無視されている。
そんなスピルバークの落日を端的に示すのは、
長編アニメーション部門での「タンタン」の落選。
どうしようもなかった「長ぐをはいた猫」や、
「カンフーパンダ2」がノミネートされているのにである。
ここ数年、クリント・イーストウッド作品にも冷たい反応のアカデミー賞。
逆に、絶頂期には無視されたのに、ここ数年手厚く扱われているのがスコセッシ。
時代の流れといえば、それまでなのだが・・・。
それにしても作品の真っ当な評価とは、と考えさせられる。