con-satoのブログ

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映画を中心にエンタメ、旅などを紹介しています。

 蔦哲一朗が台湾のリー・カンションを主演に迎えた「黒の牛」。禅の悟りを開くまでの10章という構成。


 最初は中国らしきところの山奥で始まる。山を降りるという妻と別行動をする男。一人で山中をさまよう。

 

 しかし、彼は山を降り、場面は海岸へ。さらに、話が進むと舞台は日本に変わる。「昔、昔の話」かと見ていたら、写真機も登場。つまり、時代は江戸後期(明治)あたりということになる。



「黒の牛」★★★☆☆

 

 いったい、いつの、どこの話なのだろうか。神話なので、場所も時空も飛び越えるということなのか。とても、不思議な映画だった。

 

 映像は力強い。主演のカンションはセリフがないのに、すごい存在感。顔をだけで、すべてを表現している。


 外国キャストを迎え、インターナショナルな映画を目指したのかもしれない。でも、こういうスタイルがインターナショナルなのではない。

 

 黒澤映画が国際的な評価を得たのは、確固とした物語で構成されていたから。それに、地に足をしっかりつけて表現されていたから。無国籍風だから、国際的に通用したわけではない。

 

 どうも、この映画、製作側がその辺を勘違いしているのではないか。中国の話なら、中国で。日本の話なら日本で展開すべき。写真を撮る件など、まったく不要。

 

 音楽は坂本龍一担当とクレジットされているけど、その音楽も印象には残らない。ただモノクロの映像があるだけ。


 狙いはわかるけど、悪スベリした印象。

 今回のお宿はスカイトレイン「チョンノシー」から歩いですぐの「フラマエクスクルーシブサトーン」。このチョンノシー・エリアを結構、気に入っている。



 

 駅前にある「ヘリテージ」とか「トリニティ」などに何度も宿泊している。「チョンノシー」は繁華街の「サラディーン」から1駅。サラディーンまではスカイトレインに乗らなくても徒歩範囲。

 

 ホテルが並ぶエリアの、駅の反対側は再開発でオフィス街に変身中。バンコク一番高い高層ビルも建っている。ホテル側には住宅街が広がり、なんとも不思議なバンコクらしい雑多なエリア。

 

 そんな中「フラマエクスルルーシブサトーン」はホテルの雰囲気も落ちつて、プルメリアが咲くかわいいプールも気に入っている。部屋は広く、価格はリーズナブル。ロケーションは便利。

 

 自分にとっては、理想的なバンコク・スティのホテル。






 部屋も広く、バスもフルサイズ。冷蔵庫がシティホテル並の小ささだったのが、ちょい残念。


 この広さで1泊8000円もしない。ロケーションもプライスもナイス!

 サム・ライミが製作に参加した「HELP復讐島」。真面目で優秀なコンサル会社の女子社員(レイチェル・マクアダムス)か主人公。

 

 将来の昇格が予定されていたのに、ジュニアが新社長としてやって来ると、彼に露骨に冷遇される。周りの社員も彼に擦り寄る。

 

 そんな彼らとタイへ、プライベートジェットで出張。その飛行機が墜落し、この若社長と島で二人きりになる。

 

 サバイバル術のある彼女と彼の立場が逆転する。



「HELP復讐島」★★★★☆

 

 設定はトム・ハンクスの「キャスト・アウェイ」と同じ。でも、あの映画がポエティックだったの対して、この映画の刺激的なこと!

 

 男女の立場が逆転というのはイタリア映画「流されて」でもあったけど、この映画の逆転劇は、女が上になる。しかも、後半になると相当に残虐。確かに「復讐」する。

 

 これがライミらしく笑えるほどに残酷。これがかえって、スッキリする。ヒロインを演じたレイチェル・マクアダムスは熱演。島に流された設定なので、ほとんどノーメイク。こういう役って、演じている人はスッキリするんだろうな。

 

 「君の読む物語」とか「アバウト・ア・タイム」のロマンチックなヒロインのイメージをかなぐり捨てている。


 ラストのオチもバカバカしくて楽しい。

 恥ずかしながら、今年でとうとう65歳。普通に考えれば、立派な老人。(年金をいただける)

 でも、ちょっと往生際の悪い老人なので、そのままの「老い」は認めたくはない。かといって、若作りしたいワケではない。ちょい複雑なシニア。
 
 ただし、時は確実に進んで、この2月には満65歳。もう誰もお祝いなどしてくれないので、自分にお祝いをしてあげたくて、バンコクへ。
 
 旅好きなので、今まで多くの場所を訪れた。基本的に同じ場所でのんびり過ごしたいと思っているので、いく場所は限定されている。

 渡航回数では、ホノルル、パリに並ぶのがバンコク。回数は数えたことはないのだけど、多分40回か、それ以上。
 
 今回、日本は寒さ厳しい冬。バンコクで短パン、サンダルで65歳を迎えたいと、お気楽な気持ちで、お休みいただきバンコク行き。
 
 最近は、中国(それにロシア)観光客がバンコクを我がもの顔で歩いているそう。(以前からその傾向はあったけど、年を追うごとに、彼らは増すばかりだとか。

 以前は良く行っていたパタヤのジョンテインビーチは、あまりにロシア人が多いので(マナーが最悪!)行かなくなった)




 バンコクは6年ぶり。コロナ前は年末年始は、しばらくバンコクと決めていた。さて6年ぶりのバンコクはどう変わっているのだろうか?
 
 エアはタイ航空。タイに行く時は余程のことがなければ、タイ航空に決めている。(昔はエコノミーでも食後にブランデーをサーブしてくれていた!サービス満点だったタイ航空)



 ただし、入国審査でびっくり。ネットで事前に申告しないと入国審査が通らないと、いきなり機内でインフォメーション。


 バンコクについてネット環境にして、必要事項を入力。これが、なかなか大変。やっと終えて、入国。


 でも、審査官は、そんな情報のチェックなんて、まるでない!こんなところが、やっぱりタイ。

 極寒の日本を離れてバンコクへ。バンコクへは数限りなく行っているけど、やはり、バンコクの知識はできるだけ深めておきたい。

 

 若い時は「旅は行き当たりばったり」が楽しいなどと思っていたけど、やはり、事前に調べて行った方が数倍楽しめるとというのがシニアの実感。

 

 ここ数年、特にアジア方面の旅本として愛読させていただいているのが下川裕治さんの本。香港、台湾などアジアの裏事情にも詳しい下川さんの本は、本当に面白い。

 

 単なる紀行本とは違う、現地の情報が詰まっているのだ。この人の旅は基本バックパッカー的なので、その部分では参考にはならないけど、リアルな現地を知るという面では、この人ほど詳しく実体験をして書く人はいない。

 

 特にバンコクは、何年も住んで、タイ語を習っているので、よりディープ。書いた時期が古い本の場合は今とは事情が違っている場合もある。それでも「知っておくべき」情報が詰まっている。なので、何度も行ったバンコクでも「なるほど!」と納得することしばしば。


 

 さて、今回のバンコク旅、どうなることやら?

楽しみたいと思うだけです。

 

 

 山田洋次監督「TOKYOタクシー」で木村拓哉の娘役を演じた「松竹シンデレラ」の中島瑠菜。昨年は主演作「蔵のある街」にも主演。期待の若手女優に成長している。(今年の日本アカデミー賞新人俳優賞受賞)

 

 彼女の初の単独主演作「とれ!」が公開中。彼女が演じたのは女子高生。ごく普通の女の子。成績はいいのに、母子家庭なので進学は諦めている。

 

 しかし、ある日、友達に勧められたYouTubeを試してみると、幽霊が写っていると評判になる。これはお金になるかもと、心霊YouTuberになるという展開。



「とれ!」★★★★☆

 

 他愛のない話の展開なのだけど(監督はYouTuberの人らしい)中島瑠菜が素直でかわいいので、それだけで十分。そういうタイプの映画。

 

 ホラーとしては、いまいち怖くない。実は取り憑いた幽霊は亡くなったお父さんなのかと思った。お母さんからは事故死と聞いているけど、実はお父さんは自殺して、それで彼女に取り憑く。

 

 もし、自分ならそんな展開を考える。お父さんが自ら死を選んでしまったけど、そのことを後悔して、成仏できない。それで彼女に取り憑くのだけど、彼女の思いを知り、成仏する。そんな物語展開。

 

 もう少し話の展開、演出に工夫が欲しい。映画だけなら、甘くしても星3つ。中島瑠菜に★ひとつ献上。


 母親役で奥菜恵が登場。かつての美少女がすっかりおばさんになって、これはショック。

 今回の衆議院選。公示から投票まで過去最短とか。なぜ、今なのかと?オールドメディアが叩いているけど、連立の組み合わせが変わったのだから、それを問うというのは理解できる。

 

 ただし、バタバタな印象は拭えない。それを一番感じたのは投票用紙。2月8日の投票日には、どうしても投票所に行けない事情があるので、期日前投票へ行った。

 

 今まで何度も期日前投票はしているけど、郵送された投票券を持参しての投票だった。今回は郵送が間に合わないので、それもいらないとのこと。

 

 投票場で氏名、住所、生年月日を書いて確認してもらうだけ。一応、マイナカードも持参したけど、その提示も必要ないと言われた。

 

 つまりは、氏名、住所、生年月日を知っていれば、自分でなくても、投票できるということ。それらしい年齢、性別で、情報を持っていれば、簡単に「なりすまし」ができる。

 

 宗教団体とか組合職員など、個人情報を知る立場にある人なら、いかようにも「なりすまし」OK。では、なんのためにマイナカードなの?誰がこんな規則を決めたのかはしらないけど、マイナカードでなければ、免許書、パスポートなど、顔で本人確認するべきだと思う。

 

 

 アニメ映画「クスノキの番人」。原作はベストセラー作家の東野圭吾。

 

 高橋文哉が(声で)演じる主人公、玲斗。彼がお菓子工場を不当解雇されるシーンから始まる。その会社へのリベンジと盗みを働くが捕まってしまう。

 

 そんな彼の元に弁護士がやって来る。誰からの依頼とも知らさずに、弁護の条件だけをいう。それは、身柄が解放されたら、その人の依頼を聞くということ。

 

 なんと、それは、東京の多摩、山奥にある神社の世話係。その森には願いを叶えるという巨大なクスノキがあった。

 

「クスノキの番人」★★★★☆

 

 両親がいない孤独な青年の声を担当する高橋文哉がなかなかにいい。本質は真面目なのに、環境ゆえに身を落としている青年。

 

 天海祐希の富豪の叔母さんも迫力満点。普通、俳優が声優をすると、表の顔が邪魔になる時があるけど、今回は成功。

 

 キャラと俳優の個性がぴたりと合っている。

 

 物語は東野圭吾の原作だけに、ファンタジーの中にリアルさがある。東京の奥座敷、多摩は、こんな神聖な場所もあるかもと思わせるような場所。


 物語は少し強引な展開もあるけど(お菓子屋の御曹司との関係など)大筋がしっかりしているので、気にはならなかった。

 

 良かったのは、街の描写。新宿、渋谷、それに神社のある多摩の沿線。特に新宿中央公園のシーンはリアルに描写しているのに、アニメならではの美しさがあった。

 

 クスノキの神話的な話も実写で表現すると、ウソくさく見えるところを、アニメでうまくコーティングしていた。その意味でアニメ化は成功だった。

 

 

 

 

 

 

 

 歴代のヴォーカリストランキングのような企画があると、必ず上位に選ばれるソウル界の女王アレサ・フランクリン。


 何を歌わせても、うまい。何を歌わせても、アレサの世界になる。そんな稀有なヴォーカリスト。


 ソウル以外にアレサがよく歌ったジャンルにゴスペルがある。これは黒人シンガーなら、マストに通過する道。アレサもたくさんのアルバムをリリースしている。


 最近、ディスクユニオンで買ったのはブルースを歌うアレサ。



 若い時の録音なので、意外にあっさりと歌っている。


 晩年はポップな方向のアルバムが多かったアレサ。ゴスペルの印象はあるけど、ジャズやブルースの印象はない。


 晩年の迫力で、ジャズの名曲や、ビリー・ホリデイのカバーなんかしたら、良かったのにな。

 スイス映画「役者になったスパイ」。1989年が舞台。ロシアのペレストロイカの影響で社会情勢が変化。スイスでは軍隊を撤廃する運動が起こる。


 この映画の主人公は秘密警察の職員。過激な社会運動をしている思われる劇団に侵入捜査を命令される。


 警察官が役者のふりをして、芝居に参加する。しかし、芝居の世界にひたる内、彼はヒロインの女優に恋に落ちる。


「役者になったスパイ」★★★★☆


 秘密警察が国家に対する危険人物を特定し素行を調べた事件が背景。その数90万人。


 一般的な日本人はスイスは永世中立国を宣言した「平和」な国というイメージを持ちがちだけど、国民皆兵の、世界的にもスーパーな軍事国家。


 しかし、ペレストロイカの時代、一部の勢力が軍に対して否定的な運動をした時代の話。


 主人公は一応、秘密警察の職員という設定だけど、随分、ゆるい。あれじゃ、秘密警察にはならんでしょうなレベル。


 それにしても、スイスというのは不思議な国。平和なイメージなのに、軍隊国家だし、公じやなくてもマネーロンダリングOKみたいな国。


 それにこの映画を見て、スイスの一般人の生活レベルの低さ。アパートの家具の貧弱さには驚いた。


 スイスというとチャップリンやオードリーのようなセレブが晩年を過ごしたイメージだけど、一般人の生活レベルはあんなものかと思った。


 完全な格差社会。やっぱり、この国には住みたくないと認識させられた映画。