島系モルトの特徴を持つ北ハイランド沿岸部の蒸留所 | Bar Conclave ~百合ヶ丘のバーテンダーのblog~

島系モルトの特徴を持つ北ハイランド沿岸部の蒸留所

ウイスキーは蒸留されてからしばらくの間、熟成という長い眠りにつきます。

そのメカニズムの解明されていない工程がウイスキーを自然からの贈り物へと昇華させるんです。

そして長い熟成を過ごす環境はそのキャラクター形成に重要な影響を与えます。


ゴルフとサーモンフィッシングで知られるリゾート地「ブローラ」

そのはずれにあるのが「クライヌリッシュ蒸留所」





1819年に建設。

幾多の所有者を経て現在はUDV社の系列。

1967年に新しい蒸留所が併設されこの新しい蒸留所を以後“クライヌリッシュ”を名乗ることに。

それまでクライヌリッシュとして稼動していた蒸留所は改名して“ブローラ”と名を変えます。


ブローラは1983年5月に操業停止、閉鎖が決定。

現在では一部ボトラーズブランドから出ている製品を楽しむことが出来ます。


シングルモルトの歴史はブレンデッド・ウイスキーの歴史。

生産量の99%が“ジョニーウォーカー”などのUDV系列のブレンデッドの主要な原酒となっています。


海に面した沿岸部の蒸留所のモルトが島系モルト的な特徴をもつ典型的な例。

ハイランド(北)にありながら海草っぽさを連想させるその香り。

フルーティーでスパイシーというそれぞれの個性が奇妙なバランスで成り立ってるのが不思議♪

微かにピーティーなニュアンスも感じます。


左から


* KINGSBURY 1990 14y 53% シェリー樽熟成

* WILSON & MORGAN 1989 46% シェリーウッドフィニッシュ

* OFFICIAL 14y 46%


飲み比べてみてください♪


ハーフショットでのご注文も承ります。