一人暮らしも慣れていくって。
まずこれがわたしの正直な意見です。
おそらく、母は(私もですけれど)生まれてから
一度も「一人暮らし」をした経験がないと思います。
本当に父と仲が良くて
いつも一緒でしたし
いてくれるだけで、幸せそうでした。
とんでもなく貧乏だったけどね。
新婚の頃の話も(どんだけ前のはなし?)
久しぶりに聞いて
ほんと、仲良しだな、と思いながら黙って聞いていました。
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父が亡くなって以来、それ関係の本を大量にあつめ
20冊程度読み終えたところです。
印象的なのは、
再家族化。かな。
あとは、表題の
一人暮らしと孤独は違う
ってこと。
それまで私は、老後は子供の自宅に引き取られていくか
相応の施設にはいって優雅に暮らすこと
が
一般的なんじゃないか、と
考えていました。
一人暮らしは、危ないし、なにかあったら・・とか
寂しい、という勝手な印象があったのです。
ところが、
住み慣れた自宅は、「おうち」はただの箱ではないことが
わかって
これは、実に奥深いです。
亡くなった父が、ぎりぎりまで自立して
トイレに行こうとしていたことは
住み慣れた自宅であったからできたことです。
暗闇の中で、てさぐりでも部屋の広さや
段差、
モノの多い空間を転ばないで、時間をかけていけたのは
「おうち」が単なる箱ではなく、
皮膚感覚、自分のからだの延長?しみついている配置と
なっていからだと確信しています。
今回読んだ本にも、「単なる箱ではない」と多く記載されていました。
一人暮らし
自分で、やってみてほしい。
そうできるように、
今、わたしのできることは
「環境を整える」ことだと確信しているのです。
母の「身の丈にあった環境に整える」です。
そう、安全であることだけでは、十分ではない。