<練習には3種類ある>
考えかたはこうです。
①土台となる基礎練習
②レッスンに備えての練習
③自学自習(定着中心の練習)
混ざりあっていますがおよそこのような形です。
これをまんべんなくやっていくと実力が付きます。
どうしても、②の優先順位がたかくなります。
そうならない練習の組み立てにしていくのです。
・・・・・・
まず、②に注力すると曲はどんどん進み実力の指針として成長がわかりやすいですので
夢中になります。
①は、何かというと、音階や、3度重音、分三和音、などの基礎です。
これは、なかなか効果が自分でもわかりにくく成長の手ごたえ、という点でも
「これって必要?」という気持ちになるかもしれません。
たった10分しか練習する時間がないのなら、②を精一杯やりたいという選択をする人が多いかもしれません。
③はそれこそ、先生に「合格です」といわれたら、金輪際、弾かなくてよい、というお墨付きと解釈していませんか?
ここで、わたしは思うのです。
「自分のために、自分で弾く」
「自分のお気に入りの、あの音楽が聴きたいな、という思いを自分が叶える」
誰かの演奏を聴くことも、いいでしょう。
表現について、「こう表現してほしいな」と感じたことないですか?
自分と違うものは新鮮で、刺激になりますから「ドキドキ」しますね。
けれど
自分で演奏するときは、「こう表現したい」を実現できることは
とても贅沢なことだと思うのです。
そう、ここはもっとこう・・!みたいなね。
それを実現するのか③です。
ね?でもよく見てください。
①がやってないと、②の先生とのレッスンはうまくいかない
②では楽譜通りに正しい演奏、先生の助言や解釈を知り再現する
そして③となるのです。
コンクールや発表会などの「人前で弾く」という条件があるレッスンは
定着、という段階まで②が続きます。
それがないときは
②での合格は、「新しい課題をただしく習得した」という点で合格となるものです。
次は③
ここで定着なのです。
100日音楽講座では、この③に注目しています。
繰り返しになりますが、③にたどり着くには
やっぱり①②を無視することはできないのです。
ですから
まんべんなくすべてやるのです。