間は魔に通ず ”歌舞伎〜三味線の倍音” | CONCERTO大人の自習室®️~シンデレラの時間割®~ 

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おうち時間研究家のコンチェルトみほです。
ブログ1本で会社にしました。
シンデレラの時間割®で家事を通して時間管理術が身につく方法を伝えています。

先日、とても面白い本を手に入れました。

 

能のダイナミズムというくだりで

 

『能では、求める倍音を出すために、音階までも歪める』

という一文です。

 

音階が歪ませるため。(相当割愛してます)

その理由をこう説明しています

 

異質な『間』をつくるその「間」の世界をあしがかりに

「異界への道を開く」というもの・・・

 

倍音で時間が歪むのです。

その間を切り裂くように、大鼓をつかう。

大きな倍音の変化は、空間も歪むのです。

 

これは、現実世界から、遠くへ連れていかれる感覚があります。

 

私が、三味線の倍音を「見た」のは衝撃でした。

 

「見えた」のですよね。あるはずのないものが「倍音」で見えた。

 

ブログを探してみたら、解説イヤフォンをはずしたのは

この倍音にひきずられたからかもしれないな、とわかります。

 

倍音によって、意識を異界へ飛翔させる。。。

 

わかります。

 

だから、練習する日々の空間も大切なのだと

確信したのです。

 

「耳を澄ます」そう、音って脳の情報処理なのか。

「音」と空間。

わかる。