息子たちは同じ先生に師事し、
同じように自宅で復習をしてきました。
初見演奏について、はっきり個性がわかれました。
見たこともない楽譜を手渡されたとき、
二人ともざっと目を通します。
そこまでは同じです。
…………
ひとりは楽譜、
つまり音符の正確さを優先します。
初見でも、ひとつの音もこぼさず、もらさず正確に。。
最後まで一定の、
自分が弾ききれるテンポに遅めて弾き始めます。
ひとりは全体の曲のイメージを優先します。曲想。
つまり表示されたテンポや強弱を何よりも優先します。
技術がともなわない部分は正確さを犠牲にします。
音を抜きます。乱さない程度のアレンジだったりします。
これは間違えた音を弾き、曲(自分自身)が混乱しないように防衛かもしれません。
しかし
「決して音楽を止めない」
「無秩序に、テンポを揺らさない」
について共通しています。
幼い頃から捉え方、処理の仕方に個性を感じました。
初見演奏はいつも、こんな感じでした。
成長とともに、
精度が高くなる部分
エスカレート?する部分
それぞれです。
…………
初見演奏のお勉強について
先生も私も
あらためて教えたことはないと思います。
ただ、
「どんなに難しい曲でも、
絶対に最後まで弾き切ること」
「途中で弾くのをやめないこと」
当たり前のことだけ伝えました。
眠る楽譜たち
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