本日、水道橋の大原にて全経上級を受験してきました。
感想はおいおい書くとして、試験前に「全経上級に落ちたら会計から足を洗って、シリ○に渡航します」とか調子こいて言わなくて、心の底から良かったです。結果は微妙なので・・・
さて、本題ですが、ネットスクールのサイトに解答速報が出ていましたので、早速自己採点してみました。
以下、試験の感想と自己採点の結果です。
1.試験の感想
■商業簿記
問題1は「評価勘定」と「仮勘定」は書けましたが、仮勘定の例示を「建設仮勘定」と「ソフトウェア仮勘定」と書いてしまいました。
問題2は、恐らく、当期純利益と繰越利益剰余金まで合わせられたので、満点近く取れたと思います。
■会計学
問題1の正誤問題は、○×自体は全部正解できました。誤りの理由もそこそこ書けたと思います。
問題2は「子会社株式の段階取得に係る差額はなぜ当期の損益とするのか?」という会計基準改訂前の問題が出題されて、このタイミングで出す試験委員のKYぶりに驚きました。ということでこの問題は分からず「親会社説に立脚し、少数株主との取引を外部取引とみなし、持分取得は損益取引として処理する」とか書いてしまいました。
問題3は全問正当。
■工業簿記
試験始まって30分後ぐらいに、問1がケアレスミスしていることに気づき(標準変動製造費を問われているのに固定製造間接費を含めた単価にしていた)、初めから解き直しになってしまいました。
この時点で精神的に焦りまくって頭が真っ白になってしまい、気持ちの切替ができずに最後まで引きずってしまいました。試験における失敗パターンの典型で、これが会計士試験本番でなくて本当良かったです。
時間的制約から、問6の損益分岐点売上高等を思い切って飛ばし、ギリギリ最後まで解いて、なんとか足切りは免れたかと思います。
■原価計算
第1問の設備投資の問題は、過去問の傾向と異なっており、レベル的には難しくはないのですが、おそらく間違いやすい問題だったのではないかと思います。私も焦っていたせいか、2問ほどケアレスミスしてしまいました。
一方、第2問は過去問典型論点だったと思います。加重平均資本コストの説明はイマイチでした(あれは問題文の誘導の仕方が悪いように感じます)
■総括
全体を通して、今回の177回の試験は全経独特の論点(帳簿組織とか工場簿記とか)はなく、日商1級に近い問題で、一部を除き、全経の試験委員もなかなかの良問を作問したと思います(なぜか上から目線)
難易度も全体通して普通レベルでしたので、合格率も例年通り20%前後になりそうな気がします。
2.自己採点
商業簿記 90%
会計学 80~90%
工業簿記 60%
原価計算 75%
合計得点 75%程度
得意な工業簿記は致命的な点数ですが、商業簿記と会計学でギリギリ挽回できたのではないかと思います。なんとかギリギリで良いので受かっていて欲しいです。
とはいえ、自分に甘い人間による超甘い採点なので、これよりは厳しい結果になり、落ちている可能性も高いです。
合格発表日は4月14日。
運良く合格していた場合には、ブログに晒したいと思いますが、その頃になって結果を発表しない場合には、大人の対応でお願いします。
なお、まったく参考にはならないかと思いますが、次回の記事で、私の全経上級の勉強方法について触れたいと思います。


