Rhizomatiks Beyond Perception
KOTARO NUKAGA(天王洲)
2024年9月28日(土)


ライゾマティクスの個展に行って来ました。天王洲のKOTARO NUKAGA って何処だろうと思って行ったら、TERADA ART COMPLEX II の中にありました。



この展示はライゾマティクスのこれまでの作品をAIに学習させて、ライゾマティクス作品を作らせてみようというものです。


Training Data


こちらが学習データである作品群。ネット上に溢れている画像を利用すると著作権の問題に抵触する恐れがあるのでライゾマの作品しか使えないことを逆手にとって専用の生成AIを作ってみようというチャレンジです。


Data Usage


勉強している様子。


Generated Images 


勉強した生成AIがとりあえず作った大量の作品から、良さげなものを選んだもの。


Model Visualization 1


ここからまともなものをコンスタントに作れるよう、生成AIを調整します。




Learning Process 


いじっている様子を映像化したもの。プログラムと数字の羅列の画面を見せても何が行われているかわかりにくいので、形にしています。とはいえ、グラフとも違うので、動きや形状が何を意味するかは理解するのは困難です。作っている方はわかるのかもしれません。



Live Generation 


そして、これが完成作品。ライゾマティクスらしいといえば、そんな気もします。元々、ライゾマ作品のアウトプットは、意味不明な綺麗な模様のものも多いので、今後の作品に仕込まれても、鑑賞者は全く気づかないでしょう。

Beyond Perception Model


そしてこれが完成した生成AIモデル。この個展の販売作品でもあります。パラメーターを変えて色々いじれるそうですので、買うのはしんどいですが、いじってみたいです。


メディアアートはプロセスの開示が作品の重要な要素です。ここに新しい要素を加えていくかが、これからの見どころとなります。

そこについては次回取り上げます。


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