大乙嫁語り展

ところざわサクラタウン

2022年2月23日(水)

 


 

 

 

ところざわサクラタウンといえば、角川武蔵野ミュージアムですが、今回はそちらではなく、向かいの建物の2階ジャパンパビリオンホールBの「大乙嫁語り展」に行って来ました。

 

漫画「乙嫁語り」(森薫)の展覧会で100点以上の原画が展示されています。


「乙嫁語り」は近代の中央アジアを舞台に彼の地で生きる民族の女性を中心とした物語です。題名の通り「嫁たち」が主役と言っていいでしょう。



漫画の世界もデジタル化が進んでいますが、森薫先生は手描きの漫画家です。


最大の魅力は綿密な取材に基づいて描いた風俗、文化で、特に民族衣装がハンパないです。



想像で描いているのではなく資料に基づいていて、登場人物全員こんな感じですから描くのが好きでなければ、心が折れますよね。



原画は修正の跡もなくとても綺麗で、1コマ描くのも大変時間がかかりそうです。森薫先生は1日8時間を目安に仕事し頑張り過ぎないよう心がけているそうです。


スマホでの原画撮影は自由ですが

なかなか上手く撮るのは難しい環境でした。

やはり目に焼き付けるしかないです。




いつもでしたら是非展覧会に足を運んでくださいと結びますが、今回は是非原作を読んでくださいと言わせていただきます。


とても良い漫画です。

全世代にオススメです。



個性的な登場人物が、戦争の影が忍びよる厳しい状況の中、日本人とは全く違う価値観のもと誇りを持って生きています。


コロナで海外に行くことは難しい中、

家にいながらにして異文化体験ができます。


今回はアートではなく、漫画のコラムでした。

純粋に漫画を取り上げたのは初めてです。

たまには、こういうのも書いていきたいと思います。



 


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