英国の建築家、リチャード・ロジャース氏(88歳)が逝去しました。御冥福をお祈りします。

 

私はアートコラムなど書いておりますが建築は詳しくないので、

知っている故人の作品はポンピドゥセンターだけです。

それでも心が動いたので少しだけ書いてみましょう。

 

写真は2019年。以前コラムにも少し載せました。

 

パリ 2019年8月11日 日曜日 | アートコラム Conceptual Cafe (ameblo.jp)

 

ポンピドゥーセンターはその名の通り、ジョルジュ・ポンピドゥー大統領が構想して

実現した総合文化施設。

 

そのコンペにリチャード・ロジャースは

レンゾ・ピアノと二人で挑戦、これを勝ち取りました。

 

写真からは見えませんが、反対側や側面には配管配線の

パイプがむき出しになっている工業プラントのような建築物です。

 

パリは歴史的建造物が多くよく計画された芸術都市ですから、

1977年落成当初パリの景観を損ねる最悪の建築物と揶揄されもしましたが、

年月とともにその存在を認めさせてきました。

 

正直私は今日でもパリには似合わないなあという意見です。

やはりこういう混沌としたものがハマるのは我らが東京、TOKYO でしょう。

 

ポンピドゥセンターは近代美術のコレクションが充実している文化施設です。一度来たら日本の企画展に行くのがアホらしくなるくらい。

 
こういう施設があるパリに芸術家が集まるのもよくわかります。
 

今は建物も結構傷んでいてメンテが必要と思います。

 

でも上層階からのパリの眺めが本当に素晴らしい。

 

 

落っこちそうで少し怖いですが。

 

コロナが落ち着いたら、またパリをぶらぶらしたいです。

 

 

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