明日9月5日(日)で終了の「パビリオントウキョウ2021」をチラ見しました。2か所しか見ていませんので、チラ見です。
というのも、コロナのワクチン注射2回目で熱が出て9月の展覧会のスケジュールが頭から吹っ飛んでいたからです。予約を入れていた九段ハウスの別の展覧会に行ったところ、予約をせずに庭だけ観に来る人がたくさんいて何だろうと思い、覗いたら「パビリオントウキョウ」でした。
ということで急遽、「パビリオントウキョウ2021」チラ見レポートです。
九段ハウスの展示は、石上純也「木陰雲」です。
九段ハウスは洋風建築ですが庭は日本式庭園ぽい
造りです。この庭全体に日よけ棚を建てています。日よけといっても完全に遮光はせずに適度な空きを人工物感を廃して入れています。そしてポイントは年代ものの建物と調和するよう木材に焼きを入れていること。
これが本当に成功していて、土台の石(コンクリ?)も庭の石と違和感なく調和していました。木材も結構太く重厚感があって素晴らしい。青空の時に観たかったです。(紅葉も多いので秋も絵になったとこでしょう。)
とても良かったので返す刀でもう一か所、どこか行こうと思い、半蔵門線一本で青山一丁目へ。こちらには、会田誠「東京城」があります。これは構想を聞いた瞬間、さすが会田誠と思った作品です。青山一丁目の銀杏並木の通りに左右に狛犬か、金剛力士像のように対になる城をニ城建てます。城と言っても使う素材がブルーシートと段ボールというのが、目の付け所が会田誠。日本の建築の代表は城でしょ、東京ならでは建築素材と言えば段ボールでしょ、昨今の供給不足になるほど需要があった建築素材はブルーシートでしょ。
まさに、パビリオントウキョウ2021。
実物はどうかというと、いい感じにエージングして風格がありましたよ。
今後、文化財登録するのであれば専門家の方々の協力を仰ぎ、現状の建材を活かしつつ、台風や雪にも負けない対策を講じて頂ければ何よりと思います。
明日はおそらく行く時間がないので、これで終わりです。あまりチェックしていなかったので失敗しました。
やっぱりこの目で見ないといけませんね。