最近アニメ「呪術廻戦」を見ていて、草間彌生のインスタレーション作品は呪術の「領域展開」(鏡の部屋なんてまさに「領域展開」)そのものだと思ったのと、2019年公開のドキュメンタリー映画のタイトルが『草間彌生∞INFINITY』、「INFINITY」=「無限」というのがはまりすぎで、タイトルで遊んでみました。

 

その日本が世界に誇る特級術師、ではなくて、現代アートの巨匠、草間彌生の大回顧展がドイツのベルリンで開催されています。

 

Yayoi Kusama: A Retrospective
A Bouquet of Love I Saw in the Universe

Martin-Gropius-Bau

23 April to 15 August 2021

 

 

草間彌生大回顧展

宇宙へ行って見た愛の花束

マルティン・グロピウス・バウ

2021年4月23日〜8月15日

 

美術手帖の記事で知りました。

 

会場のグロピウス・バウは、バウハウス初代校長のヴァルター・グロピウスの大伯父マルティン・グロピウスが設計したネオルネッサンス様式の建築で現代アートを中心に様々な企画展示を行っています。

 

今回の回顧展では3,000平米の展示スペースに初期から現代まで70年に及ぶ作品を展示しています。今ならこの展覧会の現地の様子を、デジタルアーカイブと、3Dバーチャルウォークスルーで観ることができます。

 

 

外国の美術館サイトなんて難しそうで観る気がしませんが、これはオススメ。

 

文字を読むのは面倒くさい方は、紹介映像をながら見してみましょう。ディテールを見なくてもパッと見て面白いのが草間彌生の作品なので、なんとなく全貌がつかめます。

 

そしてインスタレーションは3Dバーチャルウォークスルーでご覧下さい。 見所は最初のホールの作品(A Bouquet of Love I Saw in the Universe)です。16体のオブジェを並べたこの空間はまさに「領域展開」。(この程度なら花御の術式でできるだろうという意見もありますが。)妄想で360度全方位埋め尽くす、まさに草間彌生ワールドです。

 

「Yayoi Kusama:A Retrospective」3Dバーチャル・ウォークスルーより

 

 左下のボタンを押すと自動で巡回して見ることもできますし、フロアマップに戻れば自由に見たい展示室も行き来できます。

 

インスタレーションは他にもありますので、草間ワールドの「領域展開」をお楽しみください。

 

海外旅行が解禁されるまでもう少し時間がかかるようですので、しばらく海外の美術館はお家で楽しみましょう。