晴れ。


実質あと二日間。気が早いが来て良かったと本当に思う。


地下鉄にまた入れない。さっさと入らなかったせいらしい。駅員さんに行ったらハイハイ、入ってって感じで、そのまま入った。


地下鉄出たら目の前にギメ東洋美術館。


エッフェル塔だ。天気が良く気持ちがいい。晴れを選んで正解。敷地の周りは防弾ガラスの壁に囲まれている。


セキュリティチェックが厳しい。並んでる。時間は無駄にしたくないが、目的をダウングレードしたくない。目指すはてっぺん。

サミットへ直行。エレベーターは斜めに上昇、途中で角度を変えてまた上昇。今では珍しいシステム。


最上階へは垂直型のエレベーター。意外と先が細くて不安になる。最上階は結構狭い。少し足がすくむ。130年前に作ったとは。当時、フランスは世界最先端の科学技術を持っていた。完成当時は非難轟々だったとい。大阪の太陽の塔はそんな感じだったのだろうか。


エレベーターのドアを開けた。


エッフェル塔の周りは何もなく、空が広い。フォトジェニックなポイントだらけ。そこかしこで、ドレスを着てカメラマンを連れてポーズをとる女性の姿が。


エッフェル塔からエトワール凱旋門へ。メトロ6は、一部区間で運休らしい。地下鉄の駅から一路、凱旋門へ。ぱっと見石の塊だが、上に登れる。結構並んでる。列の進みが遅い感じ。上へは螺旋階段。


眺めは良い。

ここを中心に街が出来ているのだから当たり前か。もっと商売になるやり方があるだろうが、本来そういう場所じゃないんだろう。勝利と敗北、栄光と挫折、称賛と鎮魂。


ギメ東洋美術館到着。なんか様子が変。なんと休み!プラン変更。



マルモッタン・モネ美術館。


パスが使えずチケット購入。一階は金持ち部屋。昨日見たジャックマール・アンドレ美術館には負ける。二階にベルト・モリゾの展示室。モリゾ来るね。地下がモネの部屋。ここのモネはオランジェリーより、色彩が鮮やか。レイアウトも見やすい。

トイレがきれい。


ロダン美術館。看板に日本語が。日本人に恩があるからかな。

ロダンの作品は手と足が絡みあって、もう感情の表現を通り越して、高度な器械体操のようで、ポーズを認識すらできない。初期のクレイの胸像とか凄くいいのに。

バルザックが笑顔のとっちゃんでイメージが違う。バルザック記念像って絶望して嗚咽しているようなのじゃなかったっけ。

ビクトル・ユーゴーの完成品は最終的にどこにある?

庭が素敵な美術館。館内は習作の展示が多い.


夕食はチーズフォンデュとビール。日本人旅行者のトホホなエピソードに1ページ追加してしまったようだ。


想像以上に疲れていて、明日のプランを考えようとしたのに、眠ってしまった。