先日、六本木の森美術館で「未来と芸術展」を見てきました。感想はまたの機会にして、今日はこの展覧会の見方を書いてみたいと思います。

 

 

ゴッホやルノワールのような印象派の絵画の展覧会ではありませんので、ただボーっと展示を見ても、あまりわかりません。

 

いわゆる研究発表会の展示と思えばわかりやすいでしょう。題名、説明書きは読んでから見ましょう。作品を鑑賞する上で前提となる情報が書いてあります。

 

どの展示も科学や文明の進歩が近い将来もたらす重要な課題を取り扱っています。作者の解決策が提示されている作品もあれば、課題そのものを表現した作品もあります。

 

進歩は不可逆的ですから、準備しなければ、悲劇や不幸が起こる、そんな話を興味を抱きやすく表現しています。

 

これがアートなの?と問われれば、これもアートです!というのが答えです。

 

美術館で癒されたい人には向きませんが、パッと見て面白い展示もありますし、今観るべき展覧会の一つです。