コンセプト集客IiI コンセプト


 コーヒーと輸入食品のワンダーショップ




【1】体験レポ

■行くだけで楽しくなるお店




自分にとってはそんな印象の「KALDI」さん。

全国に展開されているので、ご存知な方も多いかもしれません。

私は東京都内に住んでいますので、よく駅の近辺で見かけることが多いです。


ちょっとレトロな感じのする外観が、落ち着いていて、良いですよねー



■印象に残るかどうかも大事



見てください、この商品の陳列を!

 「段ボールのまま山積み」

なのに、乱雑な感じはせず、どこか元気のある感じがしませんか?

なんでも、常連の女性客の中には、「このゴチャゴチャ感がいいっ」という方も多いそうです。

実際に聞いてみたところ、ウチの奥さんも、お義母さんも、友達も、みんな同じ意見でした。

女性は選ぶことが好きですもんねー



■我が家の御用達【1】ハーブティー



「YOGI」というシリーズでして、アメリカの会社?が生産しているハーブティーです。

パッケージに違いが見られるとおりに、それぞれのテーマに合わせたブレンドになっています。



私がよく飲むのは「スロートティー」。

のどに良いとされるハーブで構成されていて、朝起きて、のどの調子のわるいときに重宝しています。


 「男の人に、味の違いやその効果が分かるの?」


と、思われるかもしれませんが、味覚の鈍い私でも「美味しい」と「なんかのどが楽になった…」というのだけは、実感しています。


実感(実体験)するので、
人に薦める(クチコミ)ほどです。



■我が家の御用達【2】トルティヤチップス



 「こんなお菓子が御用達?」

なんて思うかもしれませんが、実はこのトルティヤチップスは、「味付けのないプレーン」なんです!

よくコンビニやスーパーで売っているトルティヤチップスってどれも結構濃いめの味付けではないですか?


日頃から塩分とり過ぎな私は「選べるなら減塩派」なので、こういう商品は大変ありがたいです。

そして、いつも探してますし、あればそれ(減塩商品)を選びます。






ということで、この商品のコンセプトが私のココロにがっちり響いているのと、「他では買えない」という強みとの理由から、このトルティヤチップスをいつも指名買いしてしまうのです!


この状況って販売側には、「誰もが目指すべき状況」ではないでしょうか?


今回は、自分のぶん、奥さんのぶん、お義母さんのぶん、お義父さんのぶんと合わせて4つも買ってしまいましたー



■我が家の御用達【3】ざくろ酢



これ、美味しいんですよー

濃縮されているので、水やお酒で割って飲みます。


私のオススメは、ずばり「炭酸水割り」です!

その辺で売っている炭酸水と混ぜるだけで、かんたんに「ざくろ酢炭酸割り」ができます!



これ、「超さっぱり」するんです!

仕事帰りでクタクタなときや、体が疲れているときなんかに飲むと最高ですよー

我が家では、梅雨のジメジメしたときや、残暑厳しい夏の終わりに重宝してます!



■お店のウリを試しましょう



今回は、初めてKALDIのウリであるコーヒーを買いました。

今まで15回くらいは買物にきていて、初めてなのもなんだか不思議ですが…

初心者なんで、一番ベーシックなものを選ぶことにしました。

正直なところ、どれがどんなコーヒーかわかんないので、そういうことになりました。


その場で豆を挽いてくれるので、ツウな(古い?)お客っぽい優越感も感じることができます。

まぁ、一番に感じたのは「挽きたてのコーヒー豆のフレッシュな香り」なんですけどねー







ただ、振り返って思うのは、

 「レジの横でコーヒー豆を選ぶ善し悪し」

です。

このお店だけなのかもしれませんが、
レジの列の真横にコーヒー豆の陳列棚がある
ので…

 「選びにくいんです!」

一度でも買ったことのあるお客さまならば、どのコーヒー豆を買うかをあまり悩まないことと思います。

しかし、私のように初めてコーヒー豆を注文する客ならば、誰しもが銘柄選びも悩むと思います。


 ・リピーター=欲しい商品はほぼ決まっている
 ・新規顧客=どれにしようか検討中/選び方も分からない


先読みしてお客さまのココロの内を汲み取って動線を考えれば、こんな配置にはならないと思うのですが…

好きなお店だけに、改善に期待しますーー



でもね!

お店の中の迷路みたいな作りは、女性客に好評なんですよー

ちなみに、KALDI全従業員7,300人のうち、7,000人が女性スタッフなんですって。

そりゃ、ツボを知ってますよねーー




【2】まとめ

絞った領域で幅広く〜深く作り込む

・「定番x飽きこない」提案で、リピーターになってもらう

趣味趣向が合う人が集う(類は友を呼ぶ)



【3】学び





■KALDI コーヒーファーム

webサイト:http://www.kaldi.co.jp
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 湖池屋のプライドをかけた高級ポテトチップス
 「これぞ日本のチップス」





【1】体験レポ

■印象づけにもこだわり



私はポテトチップスは好きなのでよく買うのですが、こんなパッケージの商品は初めて見た気がします。

白い部分は、光沢のあるものを使用しているので、なんか高級感があります。

商品が国産の原料を使っていることを魅力的に伝えるために、和のテイストを全面に押し出しているんでしょうね。


思わず「ジャケ買い」ならぬ、「パケ買い」してしまいましたーー。

コンセプトに合わせたパッケージって、頭で考えなくても、不思議と「感覚的に」選んでしまいますね。







2016年11月に、湖池屋はロゴを新しいものに変えました。

これまでの赤い丸の中に、カタカナで「コイケヤ」と書いていた物からの変更です。

社長交代に合わせて、ブランドイメージの刷新ですね。


好感度が高いデザインなのではないですか?

なんかカッコイイです! 私は好きですー



詳しくは、コチラ



■コンセプトとの統一感



ここにわりと固執して調査しているので、どうしても商品パッケージは気になります。

お気づきかもしれませんが、このパッケージってシンプルじゃないでしょうか?


スナック菓子の商品パッケージって、たいがいワイワイガチャガチャになっていませんか?

それが、このプライドポテトは明らかな違いですねーー。


きっと商品の良さをしっかりと伝えたいから、文言も厳選してカタチにしたんでしょうね。

高級商品を思い出してみると、確かにシンプルにしているほうが「それっぽい」ですよね。





 「神は細部に宿る」

しかも、きちんとフォントデザインも使い分けていますよねー、細かいですけど。

でも、こういう細かいところに、人間は直感的に判断しますからー

詳しくは、「ファスト&スロー」を読んでみてくださいませっ



■実体験に勝るものなし!



ということで、食べてみました!

これが、非常に美味しいのですー


私は普段「のり塩」を選ばないのですが、この「のり塩」は、今後とも選ぶと思います!


なぜなら…


 ・やっぱり味が段違いでおいしいこと。

 ・三種の塩を使用していからか、味が深いこと

 ・三種の唐辛子を使用しているので、ピリ辛がたまらなくウマいこと!


です!



■人に伝えたくなるにも根拠



「食レポ」をしたいわけではないのですが、その美味しさをお伝えしたくて、アップで撮ってみました!

いかがでしょうか? 伝わりますかー

良かったら、食べてみてくださいね!

のりの風味が「鼻に心地よい」のと、唐辛子のピリ辛が「舌にビビッ」とくるのがたまりませんよー



一有名企業が会社のプライドをかけて作った「プライドポテト」。

そのコンセプトにたがわぬ品質で、とっても満足な商品でしたー



参考:https://koikeya.co.jp/news/detail/808.html

参考:https://koikeya.co.jp/news/detail/807.html




【2】まとめ

・超強力なライバル企業がいるからこそ、独自のコンセプトでアピールする必要がある

・ライバル企業のやっていない領域を見いだして、正面衝突を避ける道を選ぶ

・コンセプトの「プライド」を商品に落とし込む為に、素材・製法・パッケージにもこだわる



【3】学び




■湖池屋(こいけや)

webサイト:http://koike-ya.com
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 朝専用缶コーヒー・モーニングショット




【1】体験レポ

■全てのことには理由がある…



 「おはようございます!」

と、そう聞いて、なにを連想されますか?

やっぱり ですよねー







どの市場でもそうですが、似たような商品はあり余るくらいに出回っています。

そんな中で、お客さまに選んでもらうのに、一番的確な戦略とはなんなのでしょうか?


 「お客さまのココロを汲み取り、
  カタチにして提供する」



かんたんに聞こえますが、

 「言うは易し、やるは難し」

ですよね。


では、アサヒ飲料は「朝専用缶コーヒー」というコンセプトを、どのように見いだしたのでしょうか?


その答えは…



■1:お客さまのリサーチ

WONDAを提供しているアサヒ飲料によると、缶コーヒーを飲む時間帯の調査を行ったところ、およそ4割の方が午前中に飲むとの回答でした。


言われてみれば、そうですよね。

だって、コーヒーってカフェインが入っていて、それが眠気を覚ますとみんな思っていますから。

そりゃ、みんな朝のうちに飲みますよねー。


ちなみに、私も午前中のうちに、2〜3杯は飲みますーー



■2:先輩のリサーチ




例えば、IiI コンセプト通信 vol.7 缶コーヒー3選 で紹介した先輩たちです。


 GEORGIA
 「世界は誰かの仕事でできている」
 (仕事の時のいっぷく)

 BOSS
 「このろくでもない、すばらしき世界」
 (ほっと一息つくとき)

 FIRE
 「心に、火を」
 (気合いを入れるとき)


これを考察するに、いずれの3商品のコンセプトも時間帯を指定した商品はありません。

ライバルがいないのです!


そうなると、リサーチの時点ですでに勝算が高いことがわかりますねー

これを 勝ち土俵 と呼びましょう!



今考えればわかりそうなことも、当時は調べるまで把握していませんでした。

しかし、きちんとリサーチをしたことで、その後の基本方針が花開くのはよくある成功事例です。


偶然の発見での成功事例ではなく、地道にリサーチをした結果というのがいいですよね。

これって、その法則を抽象化して抽出できれば、他のことに応用できますから!


結果、そこに着目して生まれたのが、この「WONDA モーニングショット」です。



■どこを「強み」としているのか?



では、肝心の「味はどうなのか?」ですが、正直シロウトの自分にはよく分かりませんでした。

少し甘めの印象を受けましたが、どこにでもある缶コーヒーのような気もします。

どちらかといえば、GEORGIAに近いような気がします。



これを思うと、結局明確な差別化としては、「時間帯を指定した」しか思いつきません。

それを、お客さまのココロに響くように調整したコンセプトが、「朝専用」なのです!



実際に朝専用のブレンドになっているかどうかなんて、ほとんどの消費者は気にしていません

というか、していてもほとんどの人が、"その違い"が分からないと思います。

少なくとも、実際に飲んでみたところで、その違いは私には分かりませんでした。







そうなると、結局、「朝専用」というコンセプトだけで、業界3位に選ばれているといっても過言ではないかと思います。


そして、そのコンセプトだけで、つい選んでしまうスイッチが入るように私もなりました。

なんだか盲目的に「朝には朝専用缶コーヒー」を選ぶ回数が増えたのは… 人間心理ですかねー


だって、「朝専用」って書いてあるんですもの…




【2】まとめ

・激戦市場に超後発参入でも、別角度からのリサーチで活路を見いだせる

差別化は味、品質、見た目だけではない

・お客さまを「知って、絞って、伝える」からこそ、選ばれる



【3】学び





■アサヒ飲料 WONDAシリーズ

webサイト:http://www.asahiinryo.co.jp/wonda/sp
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 お湯をかけるだけで、すぐ出来る即席ラーメン




【1】体験レポ

■世界的な発明には決定的な理由がありました



 
 「すぐおいし〜♪ すごくおいし〜♪」



日清創業者「安藤百福(あんどうももふく)」さんが考案した世界初の即席めん。


終戦後の食糧難。

寒空の中、闇市のなかラーメンに長い行列をつくってを食べるひとたちに着目。
当時は栄養失調で行き倒れる人もいました…


そんな中で、「食の大事さ」を痛感したのが始まりでした。


 お湯があれば自宅ですぐ食べられるラーメン


自宅の庭につくった専用の小屋で、一人黙々と研究と開発に取り組んだのは有名な話し。

一日平均4時間という短い睡眠時間で、まる一年取り組み続けたそうです。

当時、目標としてたのは…

 ・美味しくて飽きのこない味にする
 ・常備できる保存性のあるもの
 ・調理に手間がかからないもの
 ・値段は安くする
 ・安全で衛生的

こうしてみると、いずれもお客さまのココロの内が汲み取られているのに気付きますねー。







商品パッケージに着目してみましょう!
とてもシンプルです。


なんでも発売当初のパッケージは、透明の窓があって中身を見ることができたそうです。

それもこれも、お客さまの

 「この商品はなに?」

というありがちな疑問を抱かせないためですって。


常にお客さま目線なところが、

 「あぁ、なるほど〜〜」

と、思わず大きく頷いてしまうほどすばらしいですねー



■改善



見た目はこんな感じの円形です。

これも、「食べるならお椀」というのを汲み取って、意図的にこのカタチになったんでしょう。 なにせ、販売当初は四角でしたから。

そうえいば、私が子供のころの即席麺は四角いものが多かったです。


 「煮る鍋は丸いのに、なぜだろう?」


と、子供ながら思っていました。

今思えば、そんなメーカーはお客さまのことはあまり考えていない、自分目線のメーカーと酷評してしまいますね!



■改善案はお客さまの観察にあり!



2003年に、「45年目の大発明」と呼ばれる「たまごポケット」を開発しました。

これはこのチキンラーメンの表面にくぼみを付けることで、たまごをのせやすくしたものです。


なぜ「たまごの話し」になるかって?

それは、お客さまの多くがチキンラーメンはたまごをかけて食べることを、日清が発見して、取り入れたからです。

ポイントは、「お客さまのココロの内を汲み取った」ということです。







その後の2008年、このアイデアを更に進化させて、「Wたまごポケット」を開発しました!

これは、上記の画像のとおりに従来の黄身ポケットを改善して、白身ポケットを付け加えたカタチになります。

黄身の「たまごポケット」だけでは、不十分だったんですねーー


ここでも、やはりポイントは、「お客さまのココロの内を汲み取った」ということです。



■作り方の説明






■それでも、想定どおりにはいかない…



で、早速つかってみたのですが、見事に失敗しました。

たまごポケットがあることと、たまごを上手に割って載せることは別モノですね…

せっかくWたまごポケットなのに台無しにしてしまいました。

たまごが大き過ぎたのかなぁ?


 お湯をかけると、3分。
 鍋でゆでるなら、1分。


これなら、すぐできますねー


まさに、「すぐおいしい」のコンセプトどおりです!



■お客さまの創造力は想像以上



こちらはネットで見かけたチキンラーメンのアレンジを参考に、ラー油・キムチ・のりでトッピングしてみました。

ピリ辛にしたことで、いつものチキンラーメンとはひと味違う一品に!

額に汗かくチキンラーメンも、なかなかいけますよー


あっ、写真撮りながら作ってたら、ネギ入れるの忘れました…



 参考:https://www.nissin.com/jp/about/style/chronicle
 参考:https://www.nissin.com/jp/news/681
 参考:https://www.nissin.com/jp/news/1309




【2】まとめ

・安藤百福さんは、時代に必要なもの体感していた

具体的な行動をし続けた結果、最終的に独自の製造方法を見いだした

・時代に合わせて、お客さまの更なる需要に応えた



【3】学び





■日清 チキンラーメン

webサイト:https://www.nissin.com/jp/products/brands/chikinramen

特設サイト:http://www.chickenramen.jp