ビルゲイツ氏の動きから地球の未来を考えてみる
昨年2月は、将来のどこかでコロナが収束して、生活が元に戻ると考えていました。ところが、日を追うごとに、元に戻ることはなく、時代が大きく変わるという確信が高まっていきました。ブログから遠ざかっていた1年間で、最も違和感を覚えたのは、主流メディアとオルタナティブメディアのあまりにもかけ離れた報道内容でした。主流メディアでは、PCR検査のCt値(増幅に必要なサイクル数で、Ct値の基準を高めれば陰性であっても陽性と判断される)について説明もなく、PCR陽性者と感染者の区別もなく、ただただ感染者が増えていると危機感を煽る報道を繰り返し、最近では致死率が通常のインフルエンザよりも低いのに、長期の安全性データがない新しいタイプの「ワクチン」を促進しています。オルタナティブメディアでは、コロナウィルスが発見されていないこと、PCR検査への疑問、ワクチンの成分や作用機序、副作用について、主流メディアには登場しない医師や専門家が科学的に説明し、警笛を鳴らしています。今年に入って、主流SNSの言論規制が日に日に厳しくなっており、アカウントを凍結される方も増えています。これらの傾向は日本にとどまらず、全世界的な傾向です。世界が全体主義的な流れに向かっているようには感じていましたが・・アメリカ大統領選挙で、明らかな不正の証拠が多数ありながらも、法廷において正義が勝利できない事実や、トランプ大統領と不正選挙の訴訟を担当した弁護士やトランプ支持者のアカウントを主流SNSが凍結し、コロナ同様に、選挙に関しても厳しい言論統制が課せられたことから、感触が確信に変わっていきました。世界がどこへ向かっているのかを予測するには、沢山の事実の関連性を見つけて、つなげなければならないのですが、多くの事実には霧がかかっており、誤情報も多いので、真実を見極めることすら困難な状況です。そのような中で、ロバート・F・ケネディJr弁護士のブログに出会い、ワクチンの最大の支援者であるビル・ゲイツ氏のビジョンや行動を具体的に理解することで、私たちがどこへ向かわされているのかが見えてきました。一部の科学者が指摘している通り、宇宙や太陽に変化が起こっており、ゲイツ氏とテクノクラート達は「技術で地球を守る」という使命に基づいて行動されているのかもしれません。私達が知らない隠された地球の未来があるのかもしれません。ただ、そうであったとしても、「今の流れに自分は賛同できるのか? 自分はどういう地球であってほしいのか? そのために微力ながら自分に出来ることは何か?」と、自分に問いかけることは大切だと思います。なぜならそれが『この大きな時代の転換期を通ることとなった私達が、自分たちの人生を生き切る』ことに繋がるからです。ロバート・F・ケネディJr氏は、ジョンFケネディ元大統領の弟で、兄と同様に暗殺されたロバート・F・ケネディ元司法長官のご子息です。弁護士をされており、環境活動家であると共に、ワクチン被害にあわれた子供達の弁護をされるなど、特に子供達の健康を守ることに注力されています。ロバート・F・ケネディJr弁護士ご自身が集めた沢山の具体的な事実を積み上げられた労作だったので、彼のブログ記事の翻訳に挑戦してみました。文章が長くて専門的で難しかったです。私の具体的事例の背景に関する知識不足と、語学力不足によって、翻訳のハードルが高かったです。未来が見えない中で、どこに向かわされているのかを見定めるのに、自分にとっては大変意義のある記事でした。もしかしたら、どこを目指せばよいのか迷われている方の参考になるかもしれないと思い、わかりにくい部分も多いと思いますし、誤訳もあると思いますが・・・今回翻訳をご紹介させて頂きます。ロバートケネディJrの記事は、ワードで26頁ほどのボリュームなので、2つに分けてご紹介します。The Defender-2/4/2021-よりhttps://childrenshealthdefense.org/defender/bill-gates-neo-feudalism-farmer-bill/ビルゲイツと新封建制度:ファーマー・ビルをより詳しく知る ①“ビル・ゲイツは、内密に自身を合衆国で最大の農地所有者にした。「独占的支配」に取りつかれている男にとって、食料生産分野を支配する機会も、たまらなく魅力的に思えたに違いない” ロバート F・ケネディ, Jr.「ゲイツは自分自身がナポレオンであるかのような概念を持っています。それは力と真の成功から生まれる欲であり、そこには困難な経験や失敗はありません。」トーマス・ペンフィールド・ジャクソン裁判官 <ゲイツ/マイクロソフトの独占禁止法詐欺事件の裁判長>ビル・ゲイツが画策してチアリーダーを務めた世界的なロックダウンは、米国だけで10万以上の企業を破産させ、世界で10億人を貧困と致命的な食糧不安に陥れた。中でもとりわけ壊滅的な被害は、毎月10,000人のアフリカの子供たちを殺していることだ。その一方でゲイツの富は200億ドル増加した。彼の財産は1330億ドルで、世界で4番目に裕福な男だ。価値が下落した資産を格安な価格で購入し、公衆衛生を独占的にコントロールし、刑務所やオンライン教育やグローバル通信を私営化し、一方でデジタル通貨やハイテク監視やデータ収集システムを促進することで、ゲイツは新たに見つけた資金を使いながら、世界の人々に対する権力を拡大してきた。独占的支配という考えに取りつかれている男にとって、食料生産を支配する機会も非常に魅力的に映るに違いない。ランドレポートの最新号によると、ゲイツは内密に自身を合衆国で最大の農地所有者にした。ゲイツのポートフォリオは現在、ルイジアナ州、アーカンソー州、ネブラスカ州、アリゾナ州、フロリダ州、ワシントン州、その他18州にまたがる約242,000エーカーのアメリカ農地と約27,000エーカーの他の土地で構成されている。トーマス・ジェファーソンは、ヨーロッパの封建制のくびきを、自治という崇高な試みに取って代えようとするアメリカの模範的な闘争の成功は、「国民それぞれの民主主義への関与と、何万人もの独立した農民による国土基盤の永続的な管理に起因する」と信じていた。したがって、せいぜいよく考えるとすれば、アメリカの農業用不動産をガツガツ私物化するゲイツのキャンペーンは、封建制が再び流行する可能性のサインである。最悪を考えるとすれば、彼の買いあさりは、遥かなる危険を知らせる前兆だ。パワーに飢えたナポレオンコンプレックスをもつ誇大妄想狂による世界的な食料供給のコントロールだ。ゲイツのこっそり進める土地購入の背景を、世界的な農業と食料生産を制覇するという彼の長期戦略の一環として探ってみよう。ゲイツは1994年から、世界の農業生産の垂直統合型支配を達成するために、国際的な生物資源の盗賊行為キャンペーンを開始した。彼の帝国には現在、広大な農地があり、GMO作物、種子特許、合成食品、ロボット農民などの人工知能への莫大な投資があり、コカコーラ、ユニリーバ、フィリップモリス(クラフト、ジェネラルフーズ)、ケロッグ、プロクター・アンド・ギャンブル、アマゾン(ホールフーズ)などの巨大食品企業や、化学殺虫剤と石油化学肥料を販売するモンサントやバイエルなどの多国籍企業を威圧できるポジションがある。いつものように、ゲイツはこれらの個人投資を、すべての国際援助の中で最も裕福で最も力をもつ組織であるビル&メリンダ・ゲイツ財団からの納税者助成金、ビッグアグ(企業農業)、ビッグケミカル、ビッグフードとの財政パートナーシップ、および国際的エージェンシーのコントロールによって調整している。エージェンシーのいくつかは彼自身が創立しており、彼の製品の専用市場をつくれるほど、非常に巨大な力を持っている。デイヴィッド・ロックフェラーの弟子でありパートナーである元国務長官のヘンリー・キッシンジャーは、「食糧供給をコントロールする者が人間をコントロールする」と述べた。2006年、ビル&メリンダ・ゲイツとロックフェラー財団は、2020年までに、食糧不安を半減する一方で、農作物の生産性を2倍に、3,000万人の小規模農家の収入を増やすことを約束し、4億2,400万ドルのアフリカの緑の革命同盟(AGRA)を立ち上げた。ゲイツのグローバルな問題へのアプローチで特徴的なのは、テクノロジーと、化学、製薬、石油業界の彼のパートナーを、すべてのソリューション(解決策)の中心に置くことだ。結局のところ、食料生産のためのゲイツの「革新的な戦略」は、アメリカで失敗したGMO、化学および化石燃料ベースの農業システムを、貧しいアフリカの農民に強制することだった。アフリカの農業慣行は、作物の多様性、地方分権化、持続可能性、私有財産、自己組織化、地元地域による種子管理を促進する方法によって、1万年以上に渡り、彼らの土地で進化してきた。地域に限定されたシステムゆえの個人の自由があったので、物事の決定は農家の家族自身が行えた。つまり彼らが土地の主人であり、彼らの運命の主権者だった。何百万もの小規模農家による継続的な革新により、持続可能な収穫量と生物の多様性が最大化された。植民地主義のゲイツの冷酷な改革は、49億ドルを費やしてこの古代のシステムを解体し、それをハイテクの企業化・工業化された農業に、化学に依存する単一栽培に、極度の中央集権化とトップダウン支配に置き換えた。彼はアフリカの小さな農場に対して、輸入された商業用種子、石油系肥料や農薬への移行を余儀なくさせた。ゲイツは、化学物質と種子のサプライチェーンインフラを構築し、アフリカ政府が補助金に多額の費用をかけるように、厳格な罰則と権威主義的統制を使った。農民にゲイツの高価な材料を購入させ、彼の絶対的命令を遵守するよう圧力をかけた。ソルガム、キビ、サツマイモ、キャッサバなどの伝統的な栄養価の高い自給作物を、大豆やトウモロコシなどの高収量の工業用換金作物に置き換えさせた。工業用の換金性がある作物は、エリートの商品取引業者に利益をもたらすものの、貧しいアフリカ人にはほとんど食べるものを残せず、栄養と生産性の両方が急落した。そして、石油化学肥料を使用するたびに、土壌はどんどん酸性になった。ゲイツのアフリカでのワクチン事業と同様に、内部評価も公的説明責任もなかった。2020年の調査「偽の約束:アフリカの緑の革命同盟(AGRA)」は、ゲイツのカルテル(企業連合)の14年間の取り組みの成績を評価したものである。調査は、ゲイツが標的とした18カ国において、極度の飢餓に苦しむアフリカの人口が30パーセント増加したと結論づけている。農村部の貧困は劇的に転移拡大していき、これらの国々で飢えた人々の数は1億3100万人に増加した。ゲイツのプランテーション・システムの下で、アフリカの農村の人々は、自分達の土地であるにもかかわらず、その土地の奴隷となった。ビル・ゲイツの「緑の革命」の特徴であるハイテク投入、機械化、厳格なスケジュール、厄介な条件、クレジット、補助金などの専制的な農奴制の奴隷に。ゲイツのプログラムで唯一恩恵を受けている事業体は、彼の国際的な企業パートナーであり、特にモンサントだ。ゲイツ財団信託は、2010年にモンサントの50万株(2,300万ドル相当)を購入した。(しかし、後に市民社会グループからの圧力を受けてこれらの株を売却した。)ゲイツ自身もモンサントのGMOのコマーシャルを撮影し、世界の飢餓の「解決策」としてモンサントを宣伝した。ゲイツの奇妙な高額贈与の典型例ではあるが、彼の財団は、彼の1,000万ドルの納税者慈善助成金をビッグアグ(企業農業)の巨人であるカーギルに提供した。南アフリカでGMO大豆のサプライチェーンを構築するためだ。アフリカ人はゲイツのプログラムを「新植民地主義」または「企業植民地主義」と呼んでいる。シアトルを拠点とする国際的公平性のためのコミュニティ同盟であるAGRA Watch initiativeは、ゲイツの農業および食品政策を監視している。ゲイツ財団とAGRAは、貧困層の味方であり環境推進者だと主張するが、彼らは、モンサントのような取引企業そして外交政策の立役者であるUSAIDと緊密に連携している。彼らは食糧難や世界気候の危機を利用して、ハイテクの商業取引としての工業化農業を促進し、企業のために利益を生み出している。その一方で環境を退化させ農民の力を奪っている。彼らのプログラムは生物資源の盗賊行為に基づいた資本主義的な慈善事業の形態だ。ゲイツの気候活動(私の環境運動の同僚へのメモ)ゲイツは、人類に対するディストピア的な計画を慈善目的で覆い隠すために、「持続可能性」、「生物多様性」、「優れたスチュワードシップ(他人から預かった資産などの管理)」、「気候」のレトリックを収用した。これらの大義は、子供たちの生存脅威をもたらすゾッとするような現実であり、緊急な注意が必要だ。ゲイツが今までやってきたことの記録は、彼の慈悲深い大義が、実は、彼個人の利益と支配を最大化させるための偽装だったことを露呈している。環境運動に参加している私の友人の多くが、ゲイツの言葉巧みな騙しを鵜呑みにしたことに私は当惑した。気候活動家としての私の40年間において、ゲイツが真の気候擁護活動に資金を提供したという証拠はひとつもなかった。ゲイツ財団は気候戦争において、職務離脱をしている。主要な気候活動グループである国家資源防衛協議会、環境防衛基金、シエラクラブ、グリーンピース、ウォーターキーパーなどは、世界最大の慈善活動から、実質的に何も受け取っていない。ゲイツの投資履歴が示唆するのは、ゲイツと彼の仲間にとっての気候危機は、侵略的社会統制である「グレートリセット」規模の監視であり、大規模なサイエンスフィクション的な無駄な地球工学にすぎない。例えば、成層圏へ塩化カルシウムまたは海水をスプレーして温暖化を緩やかにするとか、巨大な風船を使い反射粒子で大気を飽和させて太陽を遮断するとか、南フロリダに何百万もの遺伝子組み換え蚊を放つ非常に危険な計画とか・・である。毎年1億6100万人のアフリカの子供たちに強制する彼の一連の実験的ワクチンと、これらの彼の悪夢の計画を文脈に置くと、ゲイツが私たち全員を彼の実験用ラットと見なしていることはかなり明らかだ。ゲイツはまた、キッシンジャーの「石油を管理しろ。そうすれば諸国を管理できる」というアドバイスも聞き入れた。彼のエネルギー保有資産を考えれば、彼が述べている温室効果ガスに対する嫌悪感など、どこにも反映されていない。ゲイツの炭化水素への個人投資には、エクソン、シェブロン、コノコフィリップス、シェルなど、すべての石油メジャーへの大規模な出資が含まれる。彼は世界最大のプライベートジェット会社を所有している。彼の石炭への大規模な取り組みには、カナディアンナショナル鉄道やミシシッピ川東部の最大石炭輸送業者であるCSXリッチモンドなど、最も汚れた石炭生成艦隊への巨額の投資が含まれる。つまり、ゲイツは炭素の未来に大きな賭けをしている。ゲイツのエネルギー不足データの、収集、処理、分析センターは、急上昇するエネルギー需要の情報源であり、世界で最も急成長している情報源の1つだ。もちろん、ゲイツの化学/工業型農業企業は、「気候にやさしい」とは正反対だ。彼のGMOコーンは、肥料、農薬、天然ガスから作られた農薬やその他の化石燃料の投入を大量に使用する必要がある。マイケル・ポーランによれば、アフリカ人に「石油を食べる」ことを効果的に強制したことになる。アフリカの農民はゲイツのプログラムを「気候に愚かな農業」と呼んでいる。ゲイツは、パンデミック、気候、飢饉、大量絶滅など、世界的な危機を使って、自分の利益を増大させることを学んだ。気候変動は、ゲイツに、種子・食糧・農業を独占する言い訳を与えた。2008年、ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、サハラ以南のアフリカと南アジアの小規模農家で、高収量の持続可能な農業を促進するために、3億600万ドルの助成金を発表した。財団の計画には、遺伝子操作による高生産で干ばつに強い乳牛の育成、および気候変動に耐性のある優良作物の開発と増殖が含まれていた。言い換えれば、気候変動は、人類に害を及ぼす地球工学の彼の口実だった。ゲイツの農業政策は、地球の気候システムを破壊し、何百万もの種を絶滅に追いやり、土壌を砂漠化し、水システムを破壊し、有害な企業連合を豊かにしている。私の仲間の環境リーダーへのメモ:ビル・ゲイツは私たちの友ではない! ゲイツは何百万人ものアメリカ人と共に気候改革を悪臭にさらしている。それらのアメリカ人は、ゲイツが人類を支配し、経済活動と個人の自由に終止符を打つという野心の文脈において、彼が気候を口実にしているのをわかっている。アメリカ人の半数が、気候変動を、富をシフトアップするための「グレートリセット」のペテンか、無意味な地球工学活動と見なすのは、ゲイツの行動に大きく起因する。彼らが気候変動の深刻な危険を認識していないのは彼らの責任だ。ビル・ゲイツの危険を故意に見えていないかのようにしているのは我々の責任だ。ゲイツはこのすべての混乱から利益を得ている。気候論争の二極化は改革努力を麻痺させるので、彼の炭素への出資金の価値が維持できる。私たち全員は、そのグリーンマスクの背後に誰が本当にいるのかを認識する必要がある。バイオパイラシー(生物資源の盗賊行為)「土壌を破壊する国は自分自身を破壊する」1937年2月に、フランクリンD.ルーズベルト大統領がすべての州知事に宛てた手紙長年の経験と研究により、生物多様性、種子の自由、食糧の自由に基づく農業生態学は、市民の自由と民主主義だけでなく、食糧と農業の未来にとって不可欠であることが示されている。何千年もの間、農家の革新と生物多様性は共に進化し、持続可能な食料生産と生物多様性のための最も効率的な慣行を生み出してきた。 開発のための農業知識・科学・技術の国際評価(IAASTD)による国連の2009年の独創的な研究は、ゲイツ/ロックフェラーの「緑の革命」が伝統的な農業を改善するのに失敗したことを示す議論の余地のない証拠を文書化している。IAASTDは、900人の主要な科学者、農学者、研究者のチームを配置して世界の飢餓の問題を研究した。彼らの包括的で決定的な報告は、GMO作物が食糧不足や地方の貧困への答えではないことを明らかにした。ゲイツの緑の革命も彼のGMOも世界を養うことはできず、同時に地球を保護することもできないと、その報告書は断定的に結論付けた。IAASTDの包括的な分析は、ロックフェラー財団が1960年代にインドとメキシコで立ち上げた緑の革命が大惨事であったことを示した。具体的には、単作と化学への方向性は、生物多様性、土壌、水を破壊し、気候変動に寄与する。よって、生命と食糧生産を支える地球の能力を弱体化させているという。緑の革命政策は、食糧と栄養の安全を破壊し、外部からの投入物に対する債務によって、小規模農家の財産と土地を奪う。 IAASTDや他の多くの研究は、種子の主権、食糧の主権、知識の主権だけが、食糧と農業の存立可能な未来であることを明らかにしている。国連と世界トップの農業科学者は、GMOが従来の農業ほど効果的に飢餓と戦うことはできないことを認めている。ビル・ゲイツはこの現実を無視することを選択し、科学に基づいた証拠を却下し、「テクノロジーで世界を救うために、神に任命された」という彼の救世主信仰を選んだ。 ゲイツによると、健康は注射器でのみ得られる。(彼は世界最大のワクチン生産者だ)。同様に、ファーマーでもあるビルは、良い食べ物は、単一栽培、化学農薬と肥料、GMO作物と特許を取得した種子のみから出来ると説いている。偶然にも、それらは、彼が所有しているすべてである。 農業帝国を建設するにあたり、ゲイツは再三にわたり、科学者や農民の声を無視し、法律、条約、伝統、市民権、科学、感性を踏みにじることに意欲を見せている。種を盗む約1万年前の新石器革命以来、農民と地域社会は、①収穫量、②味、③栄養、④固有の成長を促進する堅固な種子の品質、⑤薬効と栄養価の属性、⑥特有の土壌と水の中や浸食者に対して特定の種子が繁栄できる遺伝的回復力の改善、に取り組んできた。これらの活力のある独創的な遺伝学は、人類1000世代にわたる懸命な農業革新における、人間、自然、そしてその創造主との間での奇跡的な協業の産物だ。 農民間での知識や種子の自由な交換が、生物多様性と食料安全保障を維持するための基礎となってきた。1979年以来、世界銀行の後援の下、国際農業研究協議グループ(CGIAR)として知られる農業研究センターのコンソーシアムが、世界中の小規模農家から最高の種子を収集し、異なる国にある15の独立した公的種子銀行に保存してきた。すべての人類の利益のために、何千年にも渡って作物の多様性を維持することを目的に、先祖伝来の種子貯蔵の完全な目録の記録保管を試みたのである。ゲイツは、過去17年間にわたり、首尾よい計略をして、768,578の種子からなるこのコレクションの支配権を得て、世界最高の種子在庫の独占的所有権を主張した。2003年の初頭、ロックフェラー財団と協力して、ビル&メリンダ・ゲイツ財団は7億2000万ドルをCGIARの種子バンク・プロジェクトに投入した。CGIARの最大の資金提供者として、ゲイツは彼の財政的レバレッジを利用して、CGIARの15の法的に独立したセンターを1つの法人に統合した。これは、彼が「Gates Ag One」と呼ぶ邪悪な新しい取り組みだ。 その後、彼は、科学研究機関から、彼が提携しているバイエルやカーギルなどの商品ベースの企業へ、研究と種子を移転する画策に取り掛かった。このようにして、彼は、世界中の先住農民から、最も前途有望な種子のために収集された種子貯蔵を盗み、不法占有し、私営化している。Gates Ag Oneのディレクターであるジョー・コーネリアスは、バイエル・クロップ・サイエンスの元エグゼクティブだ。 それ以前は、モンサントの国際開発ディレクターを務めていた。 ゲイツはコーネリアスと協力して、モンサントがGMOの普及と種子特許の推進を主導し1980年代に開発した技術を完成させた。 ゲイツはビッグデータの海賊戦争の司令官になり、農民達が数千年もかけて品種改良した何百万もの植物の、公衆のゲノムデータを略奪し独占した。ゲイツは、種子バンクに保管されていた農民の種子ゲノムとゲノム配列をマッピングするために、2015年に立ち上げたグローバルプロジェクトであるDiversity Seek(DivSeek)に資金を提供している。 DivSeekとGates Ag Oneは切り込み役となり、種子データを「マイニング」し、庶民を「検閲」した。言い換えれば、公有の権利を解除したのだ。DivSeekとGates AG Oneのゲイツの子分は、人工知能(AI)とデジタル技術を使用して、これらの種子をスキャンし、遺伝子データを分類してマップ化し、人類のグローバル種子ストック遺産の特許を取得し、くすねている。 ゲイツは、特許の論理的根拠を強化するために、CRISPRテクノロジーを使用して、伝統のある種子ゲノムを抜粋して編集し、特許の課題をクリアするのに充分な変更を加える。ゲイツの主な目的は、ゲイツの「有害なカルテル(企業連合)」のパートナーであるモンサント、バイエル、ダウ/デュポン、クロップライフ、BASF、シンジェンタ、コルテバなどが生産する化学物質の投入に対応するよう設計された、緑の革命の品種を育てることだ。要するに、ゲイツは故意に種からその完全な状態と多様性を奪い、進化の歴史と土壌とのつながりを消去し、すべてを単純な「コード」に還元する。このようにして、ゲイツは私たちの惑星の遺伝的多様性をデータファイル化し、それを書き直し、そのコードの特許を取得することで、人類から種子を盗み、化学コングロマリットに結合させるのである。種子バンクを中央集権制にし、知的財産法を巧みに扱うことにより、ゲイツは「ゲノム植民地主義」のキャンペーンを開始し、世界の農民や先住農民が苦労して得た種子と知識を奪った。「Gates Ag Oneの目的は、この惑星の遺伝的多様性をコントロールすることです」と、農業の自由活動家であるヴァンダナ・シヴァ博士は私に語った。シヴァによれば、ゲイツは「農民の種子主権と国の種子主権の両方を破壊し、妨害し続けている。 Gates Ag Oneは、生命と生物の多様性を、食糧と農業を、そして私たちの生計の手段を支配する帝国を築くという彼の目的の明確な表れである。シヴァは言う。「その過程において、ゲイツは神の創造物を汚す地獄のフランケンシュタイン実験に資金を提供しています。」市民、政府、農家組織は、多くの法律を制定し、政府は生物多様性条約(CBD)やCBDのカルタヘナ生物安全プロトコルなど、生物多様性保護に関する国際条約を採択している。 ゲイツは、政府関係者を窮地に立たせ、知的財産法を操作し、種子規制を書き直すことによって、これらの法令や条約を回避または踏みにじっている。そして、地球の生物多様性や農民・農家の種子団体のグローバル企業によるハイジャック防止を目的に、政府が制定した多国間のガバナンス構造を、避けることに成功している。