「少し未来を考える」と説明しましたが、
実際、未来を予想するなんて、すごく難しいです。
でも、
未来を想像するのは楽しいですよね。
そんなわけで、今回ご紹介するネタは、
1901年(明治34年)の正月の報知新聞の記事。
20世紀の始まりとあって、
「20世紀の予言」と銘打った未来予想記事なのです。
↑1901年1月2日3日の報知新聞
こんな内容なのです。
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序文
19世紀における世界の進歩は非常に驚くべきものがあった。
さらに歩みを進めて20世紀は一体どんな時代になるのだろうか。
その大時期の冒頭にあたり、人気のジュール・ヴェルヌの未来小説のように、
遙か未来を予見するのも面白い。
世界の列国の政治状況はひとまず措き、物質上の進歩を想像してみよう。
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さてどんな予言があるんでしょうね?
掲載されていた予言を、
・実現した予言
・一部が実現した予言
・実現しなかった予言の
3分類して紹介しますね。
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実現した予言
●無線電信および電話
マルコーニが発明した無線はいっそう進歩して、
無線電話で東京からロンドンやニューヨークと自由に話せるようになる。
実現した予言
●無線電信および電話
マルコーニが発明した無線はいっそう進歩して、
無線電話で東京からロンドンやニューヨークと自由に話せるようになる。
→携帯電話で国際電話なんて、当たり前ですね。
●遠距離の写真
数十年後にヨーロッパで戦争が起こったときには、
東京の新聞記者は編集局にいながらにしてカラー写真を電送できるだろう。
→今やクラウドですもんね。
●7日間世界一周
19世紀の末では少なくとも80日間かかった世界一周も、
20世紀には7日もあれば十分だろう。
文明国の人間は、男女を問わず必ず一回は世界漫遊の旅をする。
●遠距離の写真
数十年後にヨーロッパで戦争が起こったときには、
東京の新聞記者は編集局にいながらにしてカラー写真を電送できるだろう。
→今やクラウドですもんね。
●7日間世界一周
19世紀の末では少なくとも80日間かかった世界一周も、
20世紀には7日もあれば十分だろう。
文明国の人間は、男女を問わず必ず一回は世界漫遊の旅をする。
→一周するだけなら、7日もかかりませんよね。
●暑さ寒さ知らず
暑さ寒さを調節する器械が発明され、この器械のおかげでアフリカも進歩する。
→エアコンも未来の話だったのです。
●植物と電気
電気で野菜を成長させられる。このため空豆はオレンジほどの大きさになり、
菊・牡丹・バラは黒や緑の花を咲かすものも出てくる。
グリーンランドにさえ熱帯植物が育つだろう。
→電灯栽培ですね。
●人声10里に達す
伝声機が改良され、10里(40キロ)離れた男女が延々と愛を語れるようになる。
→携帯でもLINEでもできますね。
●写真電話
電話は相手の顔が見られる。
→FaceTimeも普及してきました。テレビ会議も。
●買い物が便利に
写真電話を使えば、遠距離の品物を選んで購入できるようになる。
品物は地中の鉄管を通って瞬時に届く。
→通販ですね。地中の鉄管は通りません笑
●電気の世界
薪も石炭も枯渇し、電気が燃料となる。
→もう、その通り。
●鉄道の速力
列車は非常に進化し、暖房冷房装置が完備するなど、あらゆる便利が実現する。
早さは急行ならば時速50マイル以上(約80キロ)で、
東京神戸間で2時間半。今日4日半かかるニューヨーク・サンフランシスコ間は
一昼夜で行けるようになる。
もちろん動力は石炭を使わないから、煤煙の汚水も出ず給水する必要もない。
→東京新神戸は、のぞみで2時間45分。
●市街鉄道
馬車鉄道や鋼索鉄道は老人の昔話にだけ残り、電気車や圧搾空気車は大改良され、
車輪はゴム製となる。
文明国の都会では街路上ではなく、空中および地中を走るようになる。
→ゴムタイヤしかもうないですね。
●自動車の世
馬車は廃止になり、自動車が安くなる。軍用も馬に代わって自転車と自動車が
とってかわる。
その結果、馬は奇特な人間がわずかに飼育するだけのものになる。
→確かに馬を飼っている人は少ないですね。
●電気の輸送
日本は琵琶湖の水を使い、アメリカはナイアガラの滝を使って水力発電を起こす。
そして電気を全国内に輸送することになる。
→電力の共有も普通になりました。
●暑さ寒さ知らず
暑さ寒さを調節する器械が発明され、この器械のおかげでアフリカも進歩する。
→エアコンも未来の話だったのです。
●植物と電気
電気で野菜を成長させられる。このため空豆はオレンジほどの大きさになり、
菊・牡丹・バラは黒や緑の花を咲かすものも出てくる。
グリーンランドにさえ熱帯植物が育つだろう。
→電灯栽培ですね。
●人声10里に達す
伝声機が改良され、10里(40キロ)離れた男女が延々と愛を語れるようになる。
→携帯でもLINEでもできますね。
●写真電話
電話は相手の顔が見られる。
→FaceTimeも普及してきました。テレビ会議も。
●買い物が便利に
写真電話を使えば、遠距離の品物を選んで購入できるようになる。
品物は地中の鉄管を通って瞬時に届く。
→通販ですね。地中の鉄管は通りません笑
●電気の世界
薪も石炭も枯渇し、電気が燃料となる。
→もう、その通り。
●鉄道の速力
列車は非常に進化し、暖房冷房装置が完備するなど、あらゆる便利が実現する。
早さは急行ならば時速50マイル以上(約80キロ)で、
東京神戸間で2時間半。今日4日半かかるニューヨーク・サンフランシスコ間は
一昼夜で行けるようになる。
もちろん動力は石炭を使わないから、煤煙の汚水も出ず給水する必要もない。
→東京新神戸は、のぞみで2時間45分。
●市街鉄道
馬車鉄道や鋼索鉄道は老人の昔話にだけ残り、電気車や圧搾空気車は大改良され、
車輪はゴム製となる。
文明国の都会では街路上ではなく、空中および地中を走るようになる。
→ゴムタイヤしかもうないですね。
●自動車の世
馬車は廃止になり、自動車が安くなる。軍用も馬に代わって自転車と自動車が
とってかわる。
その結果、馬は奇特な人間がわずかに飼育するだけのものになる。
→確かに馬を飼っている人は少ないですね。
●電気の輸送
日本は琵琶湖の水を使い、アメリカはナイアガラの滝を使って水力発電を起こす。
そして電気を全国内に輸送することになる。
→電力の共有も普通になりました。
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結構当たっている予言が多いのにびっくりですね!
次は、ちょっと惜しいやつです。
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一部が実現した予言
●サハラ砂漠
サハラ砂漠は次第に沃野になり、
東半球の文明は中国・日本・アフリカで徐々に発達するだろう。
→サハラ砂漠の緑化もこれからですね。
●空中軍艦、空中砲台
ツェッペリン式の空中船は大いに発達し、軍艦は空を飛び、
空中には砲台が設置されるはずだ。
→空中砲台は、無い方がいいですよね。
●人の身幹
運動術や外科手術により、人の身長は6尺(180cm)以上に達する。
→体格は良くなりましたけど、個人差ありますもんね。
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大ハズレじゃないけど、惜しい!って感じですね。
結構当たっている予言が多いのにびっくりですね!
次は、ちょっと惜しいやつです。
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一部が実現した予言
●サハラ砂漠
サハラ砂漠は次第に沃野になり、
東半球の文明は中国・日本・アフリカで徐々に発達するだろう。
→サハラ砂漠の緑化もこれからですね。
●空中軍艦、空中砲台
ツェッペリン式の空中船は大いに発達し、軍艦は空を飛び、
空中には砲台が設置されるはずだ。
→空中砲台は、無い方がいいですよね。
●人の身幹
運動術や外科手術により、人の身長は6尺(180cm)以上に達する。
→体格は良くなりましたけど、個人差ありますもんね。
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大ハズレじゃないけど、惜しい!って感じですね。
そして、そうならなかったねの予言です。
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実現しなかった予言
●野獣の滅亡
ライオンや虎、ワニといった野獣はアフリカからも絶滅し、
ごくわずかが大都会の博物館で生き延びることになる。
→保護の概念ができてよかったですね。
●蚊およびノミの滅亡
衛生状態が改善され蚊やノミがだんだんに絶滅する。
→蚊はいますよ~!
●鉄道の連絡
航海が便利になる上、鉄道は5大陸を貫通して自由に行き来できる。
→航空が発達したせいもありますけどね。
●暴風を防ぐ
気象観測が進歩し、1ヶ月以上前に天災を予知できるようになる。
もっとも恐ろしい天災である暴風が起これば、
大砲を空中に撃つことで雨に変えることが可能となる。
20世紀も後半になれば、難船や津波もなくなるだろう。
地震は消滅しないが、家屋や道路は地震に耐えられる。
→これはまだアニメです。
●人と獣との会話自在
獣語の研究が進み、小学校に獣語科ができる。人と犬猫猿は自由に会話できるから、
下女、下男は多くが犬に占められ、犬が人の使いをする世の中になる。
→獣語科!楽しそう~!
●幼稚園の廃止
人智は遺伝により大いに発達し、家庭に無教養な人間はいなくなるから、
幼稚園の必要がなくなる。
男女とも大学を卒業しないと一人前と見なされない。
→大卒が普通の時代はそろそろ終わりかも…
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獣語が研究されて、下女、下男が犬。
実現してほしかった!笑
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跋文
以上のように考えてみると、いくらでも思いつくから、
後は読者の皆さんの想像に任せよう。とにかく20世紀は奇異な時代だろう。
(出典:報知新聞1901年1月2、3日、
科学技術白書平成17年版、内閣府イノベーション25戦略会議資料)
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どうです?
楽しいでしょ!
ここで大切なのは、
予言というか予測が当たっているかどうかよりも、
「先のことなんか、わかんないよ」なんて言わないで、
「これから100年どうなるんだろ?」と考えたことなんです。
未来のことは、決まっていないし、分からないことばかり。
でも、
今から1年後、2年後、10年後、
このままだとこんな未来だな、とか。
こんなイノベーションがあるかも、とか、
どんな未来になるのか、想像してみて、
その中のひとつでもふたつでも当たれば、
すごいことだと思いませんか?
企画者たるもの、
少しくらい未来を語りたいもんですよね!
今回紹介した記事に興味のある方はこちらに詳しく載っています。
20世紀の予言wiki
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実現しなかった予言
●野獣の滅亡
ライオンや虎、ワニといった野獣はアフリカからも絶滅し、
ごくわずかが大都会の博物館で生き延びることになる。
→保護の概念ができてよかったですね。
●蚊およびノミの滅亡
衛生状態が改善され蚊やノミがだんだんに絶滅する。
→蚊はいますよ~!
●鉄道の連絡
航海が便利になる上、鉄道は5大陸を貫通して自由に行き来できる。
→航空が発達したせいもありますけどね。
●暴風を防ぐ
気象観測が進歩し、1ヶ月以上前に天災を予知できるようになる。
もっとも恐ろしい天災である暴風が起これば、
大砲を空中に撃つことで雨に変えることが可能となる。
20世紀も後半になれば、難船や津波もなくなるだろう。
地震は消滅しないが、家屋や道路は地震に耐えられる。
→これはまだアニメです。
●人と獣との会話自在
獣語の研究が進み、小学校に獣語科ができる。人と犬猫猿は自由に会話できるから、
下女、下男は多くが犬に占められ、犬が人の使いをする世の中になる。
→獣語科!楽しそう~!
●幼稚園の廃止
人智は遺伝により大いに発達し、家庭に無教養な人間はいなくなるから、
幼稚園の必要がなくなる。
男女とも大学を卒業しないと一人前と見なされない。
→大卒が普通の時代はそろそろ終わりかも…
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獣語が研究されて、下女、下男が犬。
実現してほしかった!笑
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跋文
以上のように考えてみると、いくらでも思いつくから、
後は読者の皆さんの想像に任せよう。とにかく20世紀は奇異な時代だろう。
(出典:報知新聞1901年1月2、3日、
科学技術白書平成17年版、内閣府イノベーション25戦略会議資料)
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どうです?
楽しいでしょ!
ここで大切なのは、
予言というか予測が当たっているかどうかよりも、
「先のことなんか、わかんないよ」なんて言わないで、
「これから100年どうなるんだろ?」と考えたことなんです。
未来のことは、決まっていないし、分からないことばかり。
でも、
今から1年後、2年後、10年後、
このままだとこんな未来だな、とか。
こんなイノベーションがあるかも、とか、
どんな未来になるのか、想像してみて、
その中のひとつでもふたつでも当たれば、
すごいことだと思いませんか?
企画者たるもの、
少しくらい未来を語りたいもんですよね!
今回紹介した記事に興味のある方はこちらに詳しく載っています。
20世紀の予言wiki

