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前回の続きです。
秘境駅のパイオニア、小和田駅に到着しました。
小和田駅では約20分停車します。
小和田駅は秘境駅ランキング３位という秘境駅中の秘境駅です。
一日の利用客数は３人です。
ここ小和田駅には静岡県、愛知県、長野県の県境があります。
小和田駅の駅名板です。
ここ小和田駅は山に阻まれた険しい場所です。
小和田駅では特別イベントとして、小学生以下のお子さんが一日駅長となり、小和田駅の駅舎の中に入り、記念入場券を乗客に配布することが出来ます。
この日は小学生以下のお子さんがいなかったので、乗車日１１月１７日に合わせ、各号車の１１列目、１７列目に乗車されていた方の中から希望した方が一日駅長になりました。
記念のヘッドマークのようなものが飾られていました。
公衆電話のマークがありましたが、既に撤去されているようです。
飯田線は秘境駅が多いですが、さすが資本の大きいJR東海
約２時間に１本程度は列車が運転されています。
普段は閑散としているが、1993年の皇太子徳仁親王と皇太子妃雅子とのご成婚の折には、駅名が皇太子妃の旧姓である小和田（おわだ）と同表記であるとして、恋愛成就にあやかろうとする人々で賑わったそうです。
その時の写真が駅舎に展示されています。
この賑わいでは秘境感はゼロです笑
記念入場券をもらう長蛇の列が出来ていたので、後回しにし散策をします。
駅前には何ら施設が無く、また道路が通じていないため自動車では訪問でません。
以前は駅周辺に集落が存在しましが、1956年に完成した佐久間ダムによりそれらの集落は水没してしまいました。駅周辺の人家は約15分歩いたところに一軒ありましたが、現在は移転したため小和田集落は無人となり、現在一番近い人家は、そこから険しい山道を40 - 50分ほど登った先にある塩沢地区の数軒のみとなっています。
塩沢集落では道路が整備されたために当駅を利用する住人はおらず、純然たる生活目的の利用者はほとんどいない駅となっているようです。
駅周辺には家もありますが、全て廃屋になっています。
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