司馬遼太郎 『風の武士 上・下』 | コナン・ジムシーのブログ

コナン・ジムシーのブログ

本の感想?を書いています
100冊/年?は読みたいです

古い記事でもコメントもらえると
うれしいです

いきなりですが この人は どなたでしょう?



正解は 31歳の 野際陽子さんでした


きれいな感じ と 理知的な感じと 意志の強そうな感じと


いい表情というか いい写真ですね


もともとNHKのアナウンサーでその後女優さんに転身するんですけど

ソルボンヌ大学に留学したりしてて 日本で最初にミニスカートを穿いた女性とも

言われているんだとか


っていうか

今年 79歳なんですと!


とても 見えないですよね


ついこの間 「TRICK」 TVで観たし




ドクターズも観てたし




あっ 貼るの間違えた



面白かったな 今シリーズも


テレ朝は 何気に いいコンテンツたくさん持ってるな

で なんで 野際さんかというと



司馬遼太郎 『風の武士』



を読んだんです

それで wikiしてみたら


『風の武士』 は 映画になっていて


じゃ~ん!



1964年 大川橋蔵 主役


この映画に 野際さんが出ていて

しかも 映画は本作が初出演だったとのこと


ちなみに映画のレビュー見ると

娯楽活劇映画として絶賛している評が多かったです


橋蔵さんというと ぼくの世代的には TV版 銭形平次

なんですが


思い返すと 所作がキレキレで そのくせ男の色気?が

あって そのくせ町人で当然江戸っ子なんだけど品が

合った感じで 格好良かったですね





くぅ~ 話がそれていく~

だれか 止めてくれ~ (^_^;)



小説自体は 1961年 昭和で言うと 昭和36年

ぼくが生まれる6年前




この写真は

1961年の青山通りと外苑東通りの交差点 青山一丁目あたりですって

前方信号を左に行くと表参道・渋谷 右に行くと永田町方面

まっすぐ行くと信濃町 後ろ行くと麻布・六本木方面


因みにその年は

ケネディ大統領就任



有人宇宙船ボストークにてガガーリンが地球一周



松本清張の『砂の器』がこの年ベストセラーになってるらしいっす



さて 本題に戻ります 

(はぁ~戻れた)


このころの 司馬遼は 

のちの 歴史小説の大家なんて雰囲気は 当然なく

『梟の城』 『風神の門』 みたいな伝奇小説的な作品も

書いてるんですよ


そう 本作は典型的な その手の作品

ファンタジー的な 奇想天外的な 


時代は 幕末

でも 志士活動とか一切出てこず

(途中 新選組 土方さん山崎さんがちょっと通りすがり的に

 出てきましたが)


伊賀忍者末裔 貧乏御家人 次男坊 柘植信吾

すこし不良っぽく でも 可愛げがあり すこし単純?

そんな主人公が 公儀隠密を命じられ

熊野の秘境に莫大な財宝とともに存在すると言われる

安羅井国を目指す

紀州藩隠密 幕府御庭番 敵味方入り乱れた闘争

安羅井国の秘密を握る美しい娘 ちの

果たして 信吾は かの地に たどり着けるのか

そして そこで得るものは 果たして


みたいな (^^♪


面白かったですよ~

映画レビュー通りの感想でした(^_^メ)


奇想天外すぎて ついていけなくなる心配もありましたが

それなりに 当然 司馬遼ですから 知的好奇心くすぐる

記述がここかしこにあり。。。(^_^;)


司馬遼は この2年後 『竜馬がゆく』をスタートさせるんですけど

この作品の信吾は 竜馬の性格を形作るうえで 何らかの影響を

与えている気がします

もしくは この時代の司馬遼にとっての格好いい男像という意味で

共通性があるのかな


もし 司馬遼が この手の作品を 続けて 書き続けていたら

それはそれで 面白い作品が たくさん生まれたんだろうな


司馬遼で wikiで言う 長編小説は

あと 7/39冊

うん 数えてみると 意外に残ってるなぁ


そうそう 出会わない マイナー気味の作品が多いから

本屋さんでも図書館でも逢えず

なかなか減らないのかな (^_^;)



『風の武士』の映画版 観てみたいな

信吾の姉役らしい 野際さんは (^_^;)






-コナン-