野沢尚 『深紅』 | コナン・ジムシーのブログ

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本の感想?を書いています
100冊/年?は読みたいです

古い記事でもコメントもらえると
うれしいです

めずらしく 連チャンです(^_^メ)


ほんと 残念だよなぁ

この人60年生まれなのにもういないんだよなぁ

脚本もかけて 小説もかけて

しかも どちらの評価も高くて


でも まぁ 大変なんだろうな 

人気商売だから 当然 浮き沈みもあるし

基本 一人でする仕事だし


ということで



野沢 尚 『深紅』



よくできた小説だったなぁ


先が気になるので す~す~読めて

それいて ちょっと 重くて


登場人物の性格や 展開 構成や 

なにより 物語の設定が よかったなぁ


吉川英治文学新人賞受賞作だって



奏子は残された

父 母 幼い弟二人 

顔を砕かれ みな 殺された

数年後 加害者に死刑の判決が下る

父の加害者への仕打ちは確かにひどかった

母ももしかしたら知ってたかもしれない

それに父には愛人がいた

でも でも やっぱり

生きていてほしかった


奏子は加害者に自分と歳の変わらぬ娘がいることを知る

奏子は彼女 未歩 に会う 正体を隠して


何故 会うのか 何をしたいのか 

未歩をどうしたいのか どうであればいいのか

憎むべき加害者の娘 

二人は出会ってはいけなかった

いや 出会うべきだったのか



東野圭吾の『手紙』をちょっと思い出すような

犯罪加害者側の家族のその後や

心のうちの葛藤みたいなものや

(この本のほうがちょっと数年早い(^^メ)


当然ながら 被害者側の しかも ただ 一人 残されたものの

心のうちや 傷みたいなものが

重く書かれていて


それに 前半部分の 加害者が犯行に及ぶまでの

心理やサスペンス的展開も 引き込まれたな




ネタバレするので 一応 書かないですけど

最後 二人が別れるところ よかったな 

救われたかな 少し

 



-コナン-



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