前回ご紹介した、1989年に廃線となった天北線。稚内〜音威子府を結ぶ宗谷バス天北宗谷岬線がこれを代替しており、日本最長距離を走る路線バスになりました。
しかし、これほど長い路線でも宗谷本線から分岐する路線にすぎず、「本線」ではありません。
逆に2023年現在、本線で全線廃止されたのは国内に一本だけ。それが今回ルートをたどる名寄本線です。
名寄から紋別を経由して、遠軽駅まで至る路線。北見峠を越えられなかった時代は網走へのメインルートだったのですが、石北本線が開通したことで利用者が減少しました。
史上最長片道切符の旅ではそのルートに含まれる、名寄〜中湧別を路線バスで行きます。
5時間近く路線バスに揺られまして、音威子府駅からスタート。