【日本唯一の本線廃止】名寄本線を路線バスで行く | pass-case.com (Ameba版)

pass-case.com (Ameba版)

今話題の鉄道関連の情報について解説したり、鉄道旅行の様子をご紹介したりしています。



前回ご紹介した、1989年に廃線となった天北線。稚内〜音威子府を結ぶ宗谷バス天北宗谷岬線がこれを代替しており、日本最長距離を走る路線バスになりました。

しかし、これほど長い路線でも宗谷本線から分岐する路線にすぎず、「本線」ではありません。

逆に2023年現在、本線で全線廃止されたのは国内に一本だけ。それが今回ルートをたどる名寄本線です。
名寄から紋別を経由して、遠軽駅まで至る路線。北見峠を越えられなかった時代は網走へのメインルートだったのですが、石北本線が開通したことで利用者が減少しました。

史上最長片道切符の旅ではそのルートに含まれる、名寄〜中湧別を路線バスで行きます。

5時間近く路線バスに揺られまして、音威子府駅からスタート。
音威子府村といえば黒いお蕎麦、駅舎内には常盤軒という駅そばがあったのですが、店主の方が亡くなって閉店しました。それどころか工場も閉業し、幻のお蕎麦です。

名寄本線が分岐した名寄駅までは、宗谷本線で南下します。知らなかったのですが、窓口で切符を買うと駅カードをもらえるキャンペーンを行っているそうです。

雪に占拠された木製の機関車ベンチが停まる、2,3番線ホームへ。