弟からかかってきた電話でその内容を聞いた私。
「ここ一か月くらい、体調が悪くて朝起きれない。体が重くてたまらん。原因がわからん」
弟は、会社をやっているため日々多忙であり、寝込んで休めるわけでもない。毎朝歯を食いしばって何とか出社しているとのことだった。
さらに話を聞くと、原因不明の膝の故障と血圧が200を超えるなど不調のオンパレードだった。
膝を酷使したこともなければ、血圧も普段は正常。
数年前に体を壊してから、健康第一だとタバコもお酒も辞め、夜の付き合いも一切しなくなり、毎日21時には就寝するなどの健康的な生活を送っている。
「ここ暫く、急にこんなことになってお祓いいこかな」
お嫁さんも、日々続く体調不良に何事?となり、そう勧めているとのことだった。
私は心の中で「お祓いなんかにいっても意味ないけどね・・」と突っ込みつつ、ため息と一緒に空を仰いだ。
完全に弟にまで影響が飛んでいる。
その後は私、弟、それに続き、寝込んでいる父の状態も悪くなっていく。
「寒い、寒い、寒くてたまらん」
私がそう言っている目の前で、同じことを言う父。
深刻な状況を通り越して、ここまでハッキリ家族に出てくるとまるでコントの様だと、笑いさえ込み上げて来る。
山伏や行者さん、一定のお坊さんでは常識の世界だが、問題のある家系や、長くきちんと供養をされていない家系の先祖供養を始めると、因縁が吹き出すことが多々ある。
上がっていないご先祖さまの魂が、お経や供養を求めて一気に縋ってくる。
これは割と常識であったりする。
先祖供養をしたら、物事がスムーズにいき、人生がうまく回るようになった、という話は良く聞く話だが、これはそう因縁深くない綺麗なご先祖さまの場合だ。
供養もされず、さまざまな問題がある家系はほとんど、多少の影響は出てくる。
我が家の場合は、それが強烈に出てしまった。
それだけ、問題を抱えていた家系だということ。
昔の法友は、先祖供養の写経を108枚描いた時、横にあった観葉植物が真っ黒になったということもあった。
影響はわかりやすく出てくる。
しかし、因縁の吹き出しが出るということは確実に供養によって、ご先祖様の霊が動いているということだ。
自分としては、この苦しい時期は踏ん張りどころだと感じている。
ブログに残すことにより、自分に対しての決意表明の意味も兼ねて綴ることにした。
私の今生での課題である来因宮は「福徳宮」だ。
そして、今年から切り替わった新しい大限命宮は財帛宮。
財帛宮の対宮は福徳宮だ。これは何を表すか....
以前ブログに、大限が切り替わる直前に、いよいよ福徳宮に関わっていく気がしていると書いたことがあるが、結果その通りになっている。
さらに、今年の流年命宮も「福徳宮」
これは、今年のテーマとして福徳に関すること、
つまり先祖供養にあたる。
本来であれば、鑑定もどんどんやり学びももっと増やそう。そう思っていた。
が、運気は思わぬ方向へ、命盤が示すままの様な流れになっていった。
自分が想像する通りにならないと以前なら多少は感じていたかもしれない。しかし、この大変な出来事を、そういった時期だと割り切り、受け入れられるのは、紫微斗数を学び自分の運命を受け入れらたからこそだと思う。
去年のブログにも、この事についての内容をいくつか投稿してきた。
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そういったことがわかる人に出会うたび、供養を求めている先祖さんがずらずらと見えるということを指摘され続けてきた。
人生で起こることを見ても、その影響もたくさん感じてきた。
しかし、現実問題として目の前にある仕事や学び、日々の生活に忙殺され、そのことばかりに時間を費やすことはできなかった。
やってはいたが、明らかに問題の大きさに対しては不足である自覚があった。
心のどこかでは、父親の苦しそうな姿を見て解決に動けるのは自分しかいない、どうにかせねばとは思っていたが、、体調不良で思うように生活できない父の怒りは常に私に向かって来ていたため、喧嘩や衝突がひっきりなしであった。
そういった事から、供養も気持ちが入らず、とても拝む精神状態ではない時も多々あった。
ところが、ある日の言葉でハッとする。
「真面目に生きてきたのに、最後になんでこんな苦しい思いをして過さなあかんねやろう」
それを聞き、父が亡くなった後、私はとてつもない後悔を感じると思った。
私の祈りじゃとても無理だ。
永代供養を入れよう。
先祖供養では有名な長野県にある善光寺。
そこで永代供養しよう。
そんな矢先、ひょんな事からとあるご住職を知り、お会いする事になり、そこから急転直下動き出す。
続