昨日お母さんと長電話をした。
電話越しに疲れているのがよく分かった。
片付けてはまた地震で倒れ、また片付けてはまた地震でやりきれない思い。
話題を変えようと、今は田んぼの種うえの時期だからその話に切り替えた。
うちは専業ではないから今は人に頼んでやってもらっている。でも種をうえる準備はする。
平たい箱に均等に丁寧に肥料や籾殻を混ぜた土を入れる。今はどれくらいなのか私には分からないがかなりの個数の箱。
小さい時はよく手伝ったものだ。
少しでも均等でないとばあちゃんの激がとびやり直ししたっけ。
家族みんなでやっても数日かかる程の大仕事だった。
お母さんが、それがね~。。。やっと全部土入れ終わったところで地震がきてね~・・・半分以上倒れちゃってやり直し。。。
ああ。私のアホはまた話題を変えるつもりがいらん事を聞いてしまった。
その面倒な作業が分かるだけに私までやりきれない思いにかられ言葉につまる。
その後はばあちゃんの話やお父さんの話、たわいもない話をしてお母さんと笑った。ちょっと安心。
そしてやはり現地は大変なんだなと実感したのは
津波がうちまではとどかなかったから東松島市、野蒜からの被災者が非難してきている。
まだ100人以上が行方不明らしい。
お母さんは美容師だから、まだお湯は出ないがお湯を沸かして営業を始めた。
やはり髪を洗いに来る人がたくさんいると。はじめは無料でやっていたが今は500円だけもらってるって。
お湯をわかしてシャンプーって大変よ。500円はとったっていいよ。だってね、うちだって被災者なんだよと私は思う。
でもお客さんは店の状況を見てここもこんなに大変だったんだと、500円でといっても1000円置いてく人もいるんだよとお母さん。
お互いを思いあっているそんな人も多くいる。
その反面、こんな問題も。
うちの近所で新築の家はほとんど被害もなく、全然住めるのに食事の時間だけ避難所に言って食事を貰うとか、なぜか避難所に居座っていたりとか。
避難所のにはキッチンがあり、食料もたくさんあるのに、何も作らず自衛隊がせっせと運ぶお弁当を食べる。町の中を散策して歩いて、食事の時間になったら帰るだけ。
お風呂は地元の温泉に毎晩送迎で行けるらしい。
その避難所によって変わるがうちの近くの避難所はかなりいい待遇をうけているようだ。
ほんと自衛隊の人達が一番大変よとお母さん。
そうか、そういう問題もあるのか。。。
津波ですべてを失った、それは本当に悲しい事でそういう人達を優先に援助しなくてはいけはいのは分かっている反面、
そうじゃない人達だって被災者には変わりないんじゃないのかな?
むしろは私はまだましだからと、もっと大変な人達がたくさんいると自分も被災者でありながら自粛した生活をしている。
皆が毎日を精一杯生きている。
今家があったって、この先大きい地震がまた来ると言われている中、どうなるかは分からない。
そんな不安の中みんながんばって復興しようとしている。
自分の家なら自分で片付ければいい、でも自分は避難所に居座って、自腹切って食料も持参してくるボランティアの人達が片付けている。
お母さんははじめはボランティアで行っていたがなんだか分からなくなってきて今はやめたとか。
家だってやる事が山積みで忙しいと。
こんな状況の中で自分でやろうという人、何もしないで与えられる物に甘える人、人それぞれだがそれを責めるわけにいかない状況。
難しいね。いろいろ考えさせられる。
5月はさすがに宮城でも桜は終わっちゃうかな。
もしかしたらギリで見れるかな?もしまだ咲いてたらお花見しようねと言って電話を切った。
家の前に桜の木がある。私が小学校卒業の時、記念でもらった桜の苗。
お母さんはそれをcana桜と呼んでいる
今はかなりの大木になって毎年花を咲かす。
今年もcana桜満開になるといいな。その桜の下で花見がしたいな。