温かみのあるつくりの那須のとあるごはん屋さん。



ブラウン(茶色)



今、家を建てるべく
去年から動いている我が家ですが、
昨日も設備関係の打合せで
いそいそとショールームに行ってまいりました。



心理教育学科の大学に在学中、
中学生の頃からの夢だった
スクールカウセラーになるために
第二種の指定の大学院に進学し、
臨床経験を積み、
試験を受けて、
臨床心理士を取って働くんだ!
と思っていました。




だけど、大学院に行くのは
なんだか違う。
やっぱり一般企業に就職しよう。
そう決めて就活しました。




地元の珈琲屋さんのカフェオレボウル大好き。




人として、
人間として、
いち女性として、
カウンセラーになれるのか?




ただ勉強をして、
知識を持ち、
それで一生の仕事にできるのか?

そうしたいのか?




その当時、21歳のわたしにとって
「 N O 」だったんだ。




人間として、
深みのある豊かさをもちたい。
人生経験から、
本当の意味で人に寄り添える
カウンセラーの生き方がしたかったんだ。



はたと、
今書いていて気づいた。

そうかー
だから、いろんな痛みに触れてきたのかも。




流産を3度も経験したことさえ、
それは言葉なくとも
人の言えない心の痛みに
寄り添えるように

わたしの魂の願いであり、
深いところでわたしの意図が働いていたのか。





地元の大型ショッピングセンター1回にある
厚すぎる鯛焼きさん。あんこたっぷり。





家の話から大幅にズレたけど、
就活して
はじめての仕事が、
日本の無垢材をつかって住宅を作る
工務店に勤めていました。



育ちも、福島の山奥で
バスが1時間1本で
今は震災の影響もあって
なくなってしまった。



そんな奥地に住んでいたものだから、
自然豊かで
家で鼓笛隊のトランペットの練習を
いいんだか、悪いんだか
やれていたくらい。




大きなものに、どっしりと支えられて
生きてきたのかな。

ブラウンは、そんな見えない
当たり前にある
わたしたちを支える地面のカラー。




地面がどっしりとしてくれているから、
ぐにゃぐちゃぬかるんでいないから、
当たり前にスムーズに歩ける。




そんなあたたかく
どっしりした
自然の恵みをお裾分けいただく
家ができるといいな。




作るのも食べるのも大好きガトーショコラ!





漫画のようなタッチ風に仕上げた
紅葉と鶴ヶ城。




3年半前に、夫とはじめて出かけた
デート先が会津でした。
ドライバーは、わたし。




初デートで高速を飛ばし、
助手席に夫を乗せて走りました。

夫も、女性に高速を運転してもらうのは
はじめてと言ってました。
そういえば。



出会って半年で婚約。
そこからドタバタと
夫の住む茨城に引っ越し、
入籍、妊娠、流産、結婚披露宴。



そんなドタバタ
濃厚な人生のスタートダッシュみたいな時を
夫と過ごしました。







実はその後、
2年近く無感情のまま
何にも感じたくなくて
目の前にやってきた
新しい仕事のチャンスに没頭しました。



無感情と言ったら嘘になるんだけど、
極端に「悲しみ」とか「さびしさ」とか
その感情の引き出しだけは
しっかりと鍵を閉めたまま走りつづけました。



だから、突然怒りが湧いてきたり、
夜な夜な悲しくなって
夫に向かって涙することもある。
昨日の夜も。



それは、
流産がその後2回あったからなのです。



どうしてわたしなの?
なんでわたしたちの所にはやってこないの?
なんで?
なんで?
何がいけなかったの?
なんで3回もこんな辛い目にあわなければいけないの?



ずっとその繰り返しでした。



向けどころのない怒り。
それが、真紅、赤が表しているように
わたしには思えるのです。








怒っても仕方ない。
悲しんでも解決しない。
なぜかを考えても答えはない。



答えを探しつづけてきたけど、
答えを見つけない。
それも答えなのかもしれません。



情熱は、頭で考えても湧いてこない。
意図もなく動いたところで
不完全燃焼になることもある。



だけど、そのもがいた道のりこそが
ろうそくの炎みたいな
消えない癒しの光になるといいな。





今回は、ブルー。

わたし、湖が大好きで
福島に住んでいた頃には
休みの日に車で1時間半
ひとり息抜きに出かけていました。



朝おもむろに出かけて、
あ、猪苗代湖に行こうかな、そんなリズム。



車で移動する時間は、
誰に気をつかうことなく
自分が自分で自由に居られる時間でした。



湖は、広くて静かで
おだやかで。
ただただ、そこに座ってボーッとして。



大人になると、
ついつい休みというと予定を入れて
何時に待ち合わせて、
誰かと会って、
どこかに出かけて、、、
そんな風に過ごした20代前半。



そこから、30歳を前にするあたりから
ひとりで過ごすように。

誰に気兼ねなく
突然、日帰り温泉に行って
美味しい包み焼きハンバーグを食べて、
その帰り道のおきにいりのカフェで
薪ストーブの目の前のテーブルで
読書。








オールひとり。



青って、孤独な色だと思う。
誰かと交わるのではなく、
凛とした女性っぽいカラー。



誰かと交わらないから、
何かに交わらないから、
そのカラーが際立つ。

そんなカッコ良さ
誰かに評価されるのではない、
あなたらしいカッコ良さが青なんだ。