良い音が出ているときの状態をメモに書き留めておき、その通りに再現しようとしても、どうも上手くいきません。
どうやら、意識的に程良く力が抜けた状態を作るのが難しいようです。
何かをしゃべるとき、口の状態を意識すればするほど ぎこちなく なるように。
先日、フルート二重奏を聴きに行ったあとの懇親会で、
「二重奏というのは、二人三脚のようなもので、足を意識すると もつれてしまう。互いに息を合わせて前向いて走って行くんだ。そうすれば足は勝手に合ってくる」
というようなことをおっしゃっていました。
今日吹きながら感じたのは、ウォーミングアップはロケットの打上げに似てるなぁと。
口が感覚をつかんでいくにつれて、だんだんと意識が離れていき、
それはまるで、ロケットが地球から離れて、
遠心力と引力のバランスが取れた無重力状態になったときのように
口が意識から離れて無重力状態になったとき、
力加減のバランスが絶妙の、
自分の口という感覚が無くなり、別の誰かが吹いているような感じ
意識する前に 身体が反応している
笛と身体がシンクロしている状態の
良い音が出る口になっている
のかなぁと思いました。