今週末から星野リゾートによるスカイバスの特別運行が始まっていますが、今度は日塩もみじラインの反対側:塩原温泉でもオープントップバスの運行が始まろうとしています。

 

那須塩原市観光局:2階建てオープンバスで塩原温泉紅葉巡り
http://nasushiobara-kanko.jp/topics/19803/

https://ja-jp.facebook.com/nasushiobarakanko/posts/1454583268083969

JRバス関東:【塩原温泉】2階建てバスオープンバスで紅葉巡りツアーを運行します。
http://www.jrbuskanto.co.jp/topics/2_12.html

 

10月31日から11月23日まで塩原温泉バスターミナルを基点に主に国道400号線沿いを運行、もみじ谷大吊り橋で休憩する約2時間半の行程で、一日2回の運行を予定しています。

運行はJRバス関東西那須野支店が担当すると思われますが、バンホール・アストロメガの導入で置き換えられるドリーム号用のエアロキングを東急テクノシステムに送り込んで改造するのかと思いきや、中国JRバスから広島市内の定期観光バス「めいぷるスカイ」用のエアロキングを借りてきました。

そのめいぷるスカイは新型コロナウイルス感染症の影響で緊急事態宣言以降運休中、広島でニートさせているよりは他社に貸し出してでも走らせた方がよいのでしょうけど…

http://www.chugoku-jrbus.co.jp/teikan/meipurusky/

 

社番D654-02503、ナンバーは那須200か・246で登録されていますが、元をたどると中国JRバスの自社車両改造ではなくJRバス関東D674-02503という説があります。

エアロキングの2階の非常口は通常は中央ですが、後ろの非常扉が右側にオフセットされている点が元ドリーム号の3列シート車であることを証明しています。

2015年に乗った近鉄バスのOSAKA SKY VISTAも3列シート車がベースでした。

Kintetsu Bus 7101 Sky Vista Abeno 20150528_03
Kintetsu Bus 7101 Sky Vista Cabin-aft

 

車体の裾に広島時代の面影が残っていますが、営業運行時は独自のラッピングを施すのでしょうか。

 


ところで10月1日から本日まで、佐野支店の北側の駐車場に疎開留置されているエアロエースやエアロキングを内覧したり撮影したりできるミニイベントが開催されていました。

 

 

当初は10月11日までの予定でしたが、めいぷるスカイの到着整備に併せたのか本日まで延長されました。

 

そしてこのツイートが今回の佐野出撃の発端となりました。

 

まずは東京駅八重洲口で開催されているグランドリーム号のアストロメガ内覧会へ。

JRバス関東:バスの安全性×地域の魅力発信!
http://www.jrbuskanto.co.jp/topics/post_684.html

 

 

2階は独立3列シートを29席、1階は2+2列シートを10席配置しています。

 

 

従来のグランドリームは日野セレガ&いすゞガーラがベースで27-28席を確保していますが、アストロメガでは2階席を29席と微増ながら1階席を青春ドリーム相当10席として乗客定員を39人としています。

この逆パターンで2階席を2+2、1階席を3列にして京王・アルピコ・伊那バス辺りが中央高速バスに入れないかなと考えたくなりますが、2階席を2+2で48席、1階席を2+1のSクラスとすることでSクラス単体の供給量は減るものの1便あたりの輸送力は上がります。

更にこの流れでプレミアムドリーム仕様も開発されないものか…

 

見学会を終えて12:40発のマロニエ号で佐野へ。

バスタ新宿発着便はまだまだ本数があるにもかかわらず八重洲発着便はほとんど運休に陥り、乗車時はこの便が唯一の存在。

午前中にアストロメガを見学してから佐野支店へ向かうには新宿駅か王子駅へ向かう、またはJR宇都宮線で久喜へ向かい東武伊勢崎線~佐野線を乗り継ぐ必要があります。

 

マロニエ号2020年8月11日~10月23日の時刻表
http://time.jrbuskanto.co.jp/pdf/20200811_sano.pdf

 

マロニエに乗るのは宇都宮撤退以来でしょうか。

今回はさのまるラッピングのエアロエースがやってきました。

宝町から首都高に上がると思いきや王子からも乗せるために日比谷通り~本郷通りを北上、王子北から首都高に上がり佐野藤岡までノンストップ、国道50号線のアウトレット渋滞に巻き込まれながらも2分遅れの14時15分に到着。

マロニエ新宿号を降りたらいざ撮影会場へ!

営業所の裏は本来は高速バス利用客の駐車場ですが、西と東にエアロエース、北にエアロキングが並んでいて、そのうちの1台にめいぷるスカイが紛れ込んでいました。

青と白のユニゾンの中に真っ赤な車体が異彩を放ちます。

留置中のエアロエースとエアロキングは各1台がドアを開けていて、車内の見学が運転席を含めて行えるようになっていました。

 

佐野新都市バスターミナルの路肩には運転訓練車のセレガも停まっていました。

15時に終了しましたが、直近のマロニエ新宿号は14:55に出たばかりで15:55まで約1時間待ち。

せっかくなので生活路線バスさーのって号に乗って佐野駅へ向かい、東武佐野線かJR両毛線で東京へ戻ることにしました。

https://www.city.sano.lg.jp/kurashi_gyosei/kurashi_tetsuzuki/kotsu_bus/14496.html

 

しかしこの選択は土休日は大失敗でした。

まずプレミアムアウトレットとイオンモールからの乗客で満員、くわえて両施設へのマイカー渋滞で遅れが増幅、30分ほど遅れて佐野駅に到着しました。

これだったら15:55発のマロニエ新宿まで待つべきだったか…

ただ土休日の東北道上りは事故渋滞で遅れることが多く、往路も上りの岩槻を先頭に蓮田まで渋滞していました。

復路は東京メトロ24時間券と北千住でつながるように東武佐野線経由。

館林にはりょうもう号200系の置き換えに備えての研修用かリバティが留め置かれていました。

そして館林からはりょうもう号に初めて乗車。

さすがに現在では古さがぬぐえませんが、リバティの伊勢崎線進出で廃車される可能性が気になるだけにこちらも記録と乗車はお早めに…