先日、こどもの運動会がありました。自分が小学生だった頃に比べると、随分と変わっていることがあります。最も変わったことと言えば、子どもの人数が少ないなぁ・・・ということでしょうか。私は第2次ベビーブーマーの最後の世代なので最盛期には及びませんが、それでも1000人ぐらいは子どもがいました。1学年で4~5クラスあって、3色に分かれて応援合戦をすると本部の放送をかき消すぐらいの音量で応援をしたものです。
それが、いまは半分以下ぐらいの人数でしょうか・・・なんだか寂しい限りなのですが、人数以上に寂しいと感じたことがあります。それは、運営が昔と変わらないということです。こんだけ世の中が変化しているのに、工夫があまり感じられないというか。。。人数が減って盛り上がりにくくなっているんだから、いろいろな演出があってもよいと思います。
毎年少しずつ時間をかけて徐々に子どもが減っている訳ですから、もしかしたら、先生達は20年前の運動会と比べることができなくなっているのかもしれません。去年もこんな感じだったからOKでしょう。というように、少しずつ変化している状況に気が付かないまま時間が経過してしまったのだと思います。
例えば、こどもの数が半減しているのに、種目の数はむしろ減っています。出場種目を増やしたり、種目の中身を濃くしたりできるのではないでしょうか?相変わらず、普通に直線を走る徒競走・・・しかも、徒競走は1年、3年、5年生だけです。2年、4年、6年生は徒競走がなくてクラス全員リレーに置き換わります。明らかに種目が減っているのでは?夏休み明けの短期間で練習するのは大変かもしれません。しかし、20年前に比べると子どもが減っているのだから細かく指導はできるはずです。なんだかなぁ、というのが感想です。
しかも、運動会の終了時間は20年前とあまり変わりません。これって、どういうことでしょうか?つまり、1種目をダラダラと時間をかけてやっているに違いありません。種目と種目のあいだのつなぎの時間が、明らかに長くて間延びしています。私は、前の種目の退場と次の種目の入場が同時だったのを覚えています。次々と種目が展開されていきます。そういう運営は規律が必要です。ダラダラやっていたらできません。間延びするから、見ている方も飽きてきます。
時代の変化は認めざるを得ません。昔の私の価値観を押しつけるのも良くないですね。私が小学生だった頃も同じようなことが言われていたかもしれませんし・・・
応援にかけつけた私の両親(つまり、子どもの祖父母)が言っていました。
「なんか、あんまりおもしろくないねぇ」
この言葉は、重いと思います。顧客のニーズに応えられていない証拠だと思います。
私たちの仕事(サービス業)は、どんなに一生懸命やっても、顧客に支持されなければそれまでです。自己満足はまったく無意味ですし、職員が仲良しごっこをしても成果にはつながりません。お客様と価値観を共有すること。お客様の新しい価値を造り出すこと。これが仕事なんですね。運動会の間延びした時間にそんなことを考えちゃいました。