先日、理髪店に行きました。なかなか繁盛しているお店なので、事前に予約をしておかないと待たされることがよくあります。私は事情をよく知っているので前日に予約をしてから行きましたので、特に待つことなくカットを始めることができました。
日曜日ということもあり、カット中に次々とお客さんがやってきます。
「すいません。」と接客をしながらお店のヒトがお客さんに対応していきます。そのまま待つひともいれば、「じゃあ、○時頃にまた来るね。」と言って、その場で予約してから帰るひともいます。まぁ、当たり前の光景なのですが、しばらくすると、すごく違和感のある若者がやってきました。
店「いらっしゃいませ。すいませんが、今いっぱいなのでお待ち頂くことになります。一番はやい時間だと11時になります。それか、お昼のあとの13時なら大丈夫です。」
客「・・・・。あっ、ハイ。・・・・」
店「どうしますか?どちらの時間にされますか?」
客「・・・・。・・・・。ハイ。」
店「・・・・?」
質問と応えがかみあっていません。お店のヒトも困ってしまい
店「お待ちになりますか?それともあとでいらっしゃいますか?」
客「・・・・。どっちでもいいですよ。」
店「じゃあ、11時でいいですか?」
客「・・・・。いいっすよ。それで。」
なんか、不自然じゃないですか?何時にするかぐらい自分で決めろよ!と言いたくなります。お店のヒトも慣れているようで、スムースに展開していきましたが、私としてはイライラする会話でした。髪の毛を切る時間をお店と交渉して決めることができないということです。自分のウィル(意思)がないのです。
見た目だけなので分かりませんが、大学生or専門学校生ぐらいの年齢の男性でした。こんなんでいいのかよ?本当に情けなくなる場面でした。さすが繁盛しているお店です。しっかりとお客さんに時間の選択肢を提示して、テキパキと対応しています。なのに・・・この客の情けないこと。まるで小学生が初めてひとりで理髪店にやってきたかのようです。
自分のことなのに自分で決められないヒトが増えているのかもしれません。依存的な心理が強いヒトが目に付くことがあります。意地悪く表現すれば、自分で決めると自分の責任になるけど、誰か他の人に決定させればそのヒトに責任をなすりつけることができる。という心理でしょうか。まったく後ろ向きな発想です。しかも、このタイプのケースは、悪意を持って責任をなすりつけるのではなくて、上記のお客さんのように、そういう対応が体に染みついていて、自然とそういう行動をとっています。ドップリと責任回避に浸かった人生を送ってきたのかもしれません。
当人に悪気がないので、改善してもらうのは大変です。周りが決めてくれるから特別困ることもなくて、何か問題が起きるとそこで相手の責任にするのです。社会が2極化しようとしています。上手に対応してくれる基礎能力が高いヒトと、決めることができないヒト。まだまだ余裕がある内は前者が後者を助けてくれるかもしれませんが。。。世の中が厳しくなってきたときに後者は本当に幸せに生きていくことができるのでしょうか?少なくとも、私には想像がつきません。