私が出社するときは家から最寄りの駅まで自転車で行くのですが、朝晩とも向こうから自転車通学している大勢の学生たちとすれ違います。その学生たちの通う大学は臨床工学技師や臨床検査技師を育成する学部があるので、自分も将来透析になったら、この若者たちに穿刺してもらったりお世話になるんだろうな・・・などどつい考えてしまいます。
学生たちの中には猛スピードで突進して来たり、スマホを見ながら、あるいは友達と談笑しながら道幅ぎりぎりに横に広がりながらすれ違う者たちがいて、時折恐ろしい目にあいます。ある日の帰宅途中には暗がりで先方からぶつかってきて、自分は緑内障かつド近眼のため何が起こったかよく見えなかったためかなりビビりました(双方ケガはなく無事でしたが)。このような今の若者たちに対してイラっと来ることも多いですが、自分も若い時は決して褒められた態度ではなかったので、因果応報なのかもしれません。若者から見れば、「ジジイがトロトロ走ってんじゃねーよ!邪魔なんだよ!」と思われていても仕方のないことだと思います。実際とろいですし目も見えてませんし、私自身もさらに高齢者の人がふらふら自転車に乗っているのに出くわすと正直イライラしてしまうこともあります。
イラつくのは自分に精神的なゆとりがないからだと思います。このまま仕事を引退したら、店員にカスハラしてしまいそうなので気を付けたいと思います。自転車の大学生たちは娘と同年代です。学費を調べてみたら、美大と同じくらいの学費で驚きました。娘は一人暮らしが軌道に乗りつつあるようで、今のところ何とか通学しているようで安心しています。中学2年で不登校になり高校は通信制だったので、1コマ100分の講義に耐えるのはかなりしんどいと思います。しかし年間カリキュラムをみたら、前期が4-7月、後期が9-12月となっており、あれ?1-3月は?なんか休み長くね?1年のうち休みが4か月?それであの学費?そういえば、新聞で慶応の塾長が、学生の学費は1年間300万円かかると言ってたな・・・
自分もそうだったのだから、偉そうなことは言えないけど、大学生ってやはり楽しそうだな・・・と思ってしまったある一日でした。