ネットでこんな記事を見つけました。タイトルは「日本の投資家は資産ポートフォリオの31%が現金と明らかに」。
日本の投資家は資産ポートフォリオの31%が現金と明らかに - 現金比率が高い理由は?
米国の大手運用会社、フィデリティ投信が実施したアジア太平洋地域(含む日本)と欧州の個人投資家調査によれば、日本の投資家の資産ポートフォリオにおける現金比率が他地域に比べて31%と高いことが判明しました。ちなみにアジア太平洋地域の平均は26%、台湾28%、中国23%、香港22%、欧州18%となっています。
そして現金保有の主な理由として、日本の投資家の約半数(47%)が「緊急時に備えた資金」を挙げており、これはすべての調査対象国・地域において最も多い回答となっています。一方、次点の理由には地域差が見られ、台湾(28%)、中国本土(23%)、香港(22%)では「より良い投資タイミングを待っている」が多く挙げられたのに対し、日本では「損失を避けたい」が16%で続いているとのこと。
現金(預金)はよく「安全資産」の典型例として挙げられます。元本が保証されていることがその理由ですが、私は個人的には「安全資産」とは考えていません。「インフレ」を考慮すると、現預金は「リスクの高い」資産と考えています。例えば仮に現在インフレ率が年率3%であり、この状況が当面継続すると想定される場合、年利0.4%の定期預金で1年間運用するならば、その現金は-2.6%「目減り」してしまうと考えます。定期預金だけでなく、国債などインフレ率を下回るリターンしか上げられない運用資産にはあまり魅力を感じないのです。
金などのコモディティも利息が付かないので実はあまり好きになれませんが、戦争など世界的に不確定要因が大きくなりつつある状況を鑑みて多少は保有しています。勿論、私も常に現預金は10~20%程度は保有していますが、それは投資のタイミングを待つ待機資金や生活費であって、定期預金には一円も預けていません。
前述の調査結果で、日本では「損失を避けたい」という理由で現預金を保有している人が多いのですが、実際にはインフレを考慮するとかなり損していると思います。勿論、将来インフレが収まってデフレになれば預金も保有価値が出てきますし、株などは大きく損するリスクもあります。正直言って、現在の急上昇中の株式を買い増したり保有し続けるのは私も少なからずビビります。それでも重要なのは資産ポートフォリオのバランスだと思います。現預金の比率が高すぎることは、インフレで資産を毀損するリスクが大きいということは認識すべきと思います。