G.W.の間の平日に休みを取って初めて上高地へ一泊旅行に行ってきました。今年は結婚20周年ということで、はるか昔に「山ガール」(今は山姥真顔?)だった妻があこがれだったという帝国ホテルに一泊してきました。かなりの出費でしたが、20年に一回と考えれば致し方ないと奮発しました。

 

上高地帝国ホテルは、新人研修で使われているようで、まだ初々しい旧ジャニーズ出身のごときホテルボーイがあちこちに立っており、頻繁に話しかけてくるので、妻も上機嫌のように見えました。宿泊客は我々より年配の裕福そうな日本人ばかりでした。上高地はアクセスが悪いのが難点ですが、JTBの送迎付きツアーにしたので(逆にそうしないとホテルを押さえられなかった)、松本駅から8人乗りタクシーで直接ホテルまで送迎してもらえたので快適でした。

 

好天に恵まれて、穂高連峰や梓川などの自然はどれも本当にきれいでした。観光客では日本人の若者のほか、外国人も大勢見かけました。一泊二日でほとんどのポイントは見ることができました(大正池~田代湿原~ウエストン碑~河童橋~明神橋)。妻は本当は、さらに奥地の(紅葉で有名な)涸沢カールまで行きたいようですが、横尾から涸沢ヒュッテまで3時間超の行程をトイレを我慢してたどり着ける自信が私にはないので、あきらめてもらうしかありません。山小屋では風呂もなく、見ず知らずの人と相部屋で泊まると妻から聞き、とても私には本格的な登山はムリだと思います。

 

上高地のビューポイントで最も好きなところを一つ挙げるとすると、大正池になります。西の焼岳から東の穂高連邦まで、一連の壮大なパノラマが見れる河原のような場所があり、素晴らしかったです。河童橋の周辺の方が人出は多いですが、おそらく飲食店が集中しているためであり、景色だけで言えば大正池の方が壮大なスケールでゆっくり鑑賞できます。

上高地のトップシーズンは夏期のようですが、5月の方が冠雪の積もった山々を鑑賞できますし、気候的にも特に寒くもなく、私は今頃の方が良いと思いました。午後になると雲がわいてくるので、宿泊して早朝の方がきれいな眺めが見れます。朝日に山肌が赤く照らされる瞬間をモルゲンローテと呼ぶそうで、今の季節ですと日の出の時刻が5時前となり、今回は我々は起きることができず残念ながら見逃しましたが、次回に機会があれば是非見てみたいと思います。初日3時間強、二日目2時間強歩いて結構疲れましたが良い運動になりました。ウインク