8年前にメニエール病と診断されて以来、激しい回転性めまいや難聴に悩まされてきました。ADPKDや緑内障と同様に特効薬はなく、病状の進行をゆるやかに抑えることぐらいしかできない不治の病です。
普通に歩いていても、ふらついて隣を歩く妻に時々ショルダータックルを食らわせてます。回転性めまいとは、ぐるぐる目が回って、とても目を開けていられませんし、立ってもいられません。じっと座って（あるいは横になって）、30分～数時間全く動けません。このめまいの発作は、以下のようなときに突然（予測不可能）起こります。
例えば、100円ショップの陳列棚から商品を探している時
または、電車の座席に座ってスマホを見た後にすぐ立ち上がった時
または、仕事中PCで多くのメールを急いで読んでいて、視線を急にそらした時
または、地面に落ちたものを拾う時
または、古い油や傷んだ食品を食べて食あたりになった時
または、低気圧が接近した時
…などなど、様々な状況で突発的にめまいになり、行動不能状態になってしまうので、本当に何も行動ができなくなってしまう不安感に襲われます。
治療法としては、中耳加圧療法というのがあるのですが、毎月の費用が確か7～8千円かかってコストも安くありませんし、効果はさほどでもないので、1年程度続けてやめてしまいました。また、鼓膜に穴を開けて極小チューブを挿入する方法もあるのですが、これも対処療法で、いずれは元に戻さねばなりません。漢方薬も高価ですし、調合が難しいです。
いろいろ試行錯誤をしてたどり着いたのが、鉄分サプリを飲むことです。私の場合、貧血気味なこともあり、DHCの鉄分サプリを飲んでからは、症状が改善しました。たまにめまいやふらつきに襲われても早く回復するようになりました。しかし、それでもふらつきやめまいが完全になくなったわけではありません。
最近新聞記事を見て、ある本を知り、私にも効果がありましたので紹介します。主な執筆者は横浜市立みなと赤十字病院の新井基洋先生です。先生が米国で習得された米国のリハビリ体操が多く紹介されてます。私もさっそく試しにいくつかリハビリ体操をやってみたところ、すぐに歩行時のふらつきが無くなりました。同じ症状に悩んでいる方は是非一度試してみてください。発行は文響社で、税抜き1580円です。