長崎旅行3日目は、朝から雲仙地獄に行きましたが、悪天候のせいなのか、立ち入り禁止になっており、見学はできずに駐車料だけしっかり500円取られて、その場を後にしました。雲仙地獄もキリシタン迫害の地でしたので、写真を撮ると何か変なものが映りそうなのでやめました。雲仙地獄だけでなく、長崎全体がキリシタン迫害の地であることは、今回の旅行にあたっていろいろと調べる中で知りました。原爆投下もありましたし、長崎の街全体が何か悲壮感にあふれた感じがしたのは、旅行中の悪天候だけが原因ではないのかもしれません。

 

雲仙から再び長崎市街地に戻ってきた我々は、坂本龍馬が設立した亀山社中の跡地に立つ記念館を見学に行きました。二間しかない小さな家屋で、筆まめだった竜馬の手紙やブーツ、羽織などが展示されてます(撮影不可)。

 

その後は、竜馬も通った、史跡料亭花月でランチを食べました。一番安価なコースで一人1万円を超えましたが、初めて食べた卓袱(しっぽく)料理は素晴らしく上品な味で、分量的にも小食の我々にはちょうど良い感じでした(酒が飲めなかったのが残念)。花月は、以前存在した丸山遊郭で最大勢力を誇った引田屋の茶屋と庭園がベースになっており、二階の座敷から見事な日本庭園が眺められるようになってます。食事の前後は館内の資料展示や庭園内を見学できます。竜馬が酔って切りつけたという柱の傷もありました。

 

 

また、花月の前の公園には猫がたくさんいました。長崎の猫はもともと南蛮船で船内のネズミ退治のために船員に連れられてやってきたそうで、多くが尾がかぎ型に曲がっているそうです。うちのブラック先輩も鍵しっぽなので、長崎は彼らの先祖が上陸した土地なのかもしれません。

 

花月を出た後は、眼鏡橋などを見て旅を終えました。今回の旅はめまいや食あたりもなく、不安に感じていた車の運転も何とか無事に終えることができましたが、とにかく寒く、悪天候には参りました。食事の量は多い日もありましたが、味付けはどこも薄味だったのは幸いでした。来月の血液検査に向けて再び節度を守った食生活に復帰したいと思います。