新NISAが本日から実質的にスタートしました。本日の買付分が年明け1月4日の受渡なので、私もさっそく今日から参戦しました。成長投資枠が1年で240万円分、5年買い付けることができて合計1200万円。これに加えて積立投資枠が1年120万円、5年分で600万円、合わせて1800万円の投資枠が利用できます。成長投資枠は来年の分240万円をいつ利用しても良いので早い人はすでに今日、買い付けて使い切ったと思います。一方、積立投資枠は毎月最大10万円をこつこつ(いわゆるドルコスト平均方式で)買い付けることになりますので、自分でタイミングを見計らって買うわけにはいきません。
NISAで投資することのメリットは、NISA枠で投資した株や投信が上がって売却益が出た場合に、通常課税される20%分が非課税になり、売らないで保有しているなら配当にも通常課税される20%が非課税になるというものです。一方でデメリットとしては、投資した株や投信が下がって売却損失が出る場合、他の売却益と相殺して課税額を抑えること(損益通算)ができない、ということです。
このNISAの制度をうまく活用するにはどうすればよいか?私なりに考えて出した結論は、まず成長投資枠では、①できるだけ損しない(下がらない)株や投信を選ぶこと、②なるべく配当利回りが高い株を選ぶこと、です。次に積立投資枠では、長期的に見て上がることが期待できる投信を選ぶこと、です。
というわけで、私は成長投資枠では配当利回りの高いリート、積立投資枠では米国株(S&P500とナスダック100に連動する投信)を買うことに決めました。今なら利回り5%以上のリートがいくつもあり、NISA枠で保有を続ける限り、この配当は永久に非課税です。リートは普通株と比べて値動きが小さい上に、配当の安定性も高いと期待しています。積立投資枠では5年間毎月買い付けるわけですが、5年後に上がっている可能性が高い銘柄を見極めるのはかなり難しいので、順当に米国株にしました。悔しいですが、今最も長期的に上昇が期待できる株式市場はどこかと言えば、やはり米国しか思い付きません。