もう、プロの研修講師だけが
講師をやる時代は終わりました!
場の空気をガラッと変える「声のトーン」とは?
こんにちは!
コミュニケーションサポーターの喜山志津香です。
今日も、ブログに目を止めていただき、
ありがとうございます![]()
前回は
「腹式呼吸での声の出し方」
についてお話しました。
今回は特に
「声の高さ」
についてお話したいと思います。
電話応対の第一声は、
「普段よりもワントーン高めの声」
で出なさい、とビジネスマナー研修等で習った方も
多いと思います。
これは、電話を通すと声が少しくぐもるから
という理由があります。
人間、嬉しいときやポジティブな感情の時
は、若干高い声になる傾向があります。
「あ~美味しい!」
「わ~すてき!」
「きゃあ、嬉しい!」
「ああ、疲れた」
「ええ、がっかり」
「う~ん、気がすすまない」
自然に言ってみると、
声の高低の差が感じられますよね。
だから、
「相手から電話がかかってきたのがうれしい」
「私は、あなたを歓迎しています」
という気持ちを声に乗せるためには、
やや高めの声を出しましょう、ということです。
では、なぜ、
「ポジティブな感情の時には、声が高くなるのか」
と言うと、
声を出す時の口の形
によるものです。
口を大きく開け閉めしながら、
「あいうえお」
とはっきり発音してみてください。
どうですか?
「い」と言ったときが、
一番高い声になりませんか?
それって、
微笑んだ時の口元の形ですね。
つまり、笑顔で話すと、
自然に声が高くなるということです。
よく、「笑声」で話しましょう、
と言われますが、
本当に「笑顔」で話すと、
「笑声」になるわけです。
ただ、声が高ければいい
というわけでは決してありません。
一般的には、
「ドレミファソラシド」の「ソ」の音が
好ましいと言われています。
アナウンサーは、「ソ」の音で話す訓練をする
ということですが、
つまりは、訓練が必要なほど、
「ソ」の音で話し続けるのは、
難しいということです。
安定して出し続けるためには
腹式発声が必要です。
逆に言えば、
意識して「ソ」の音で話すようにすることで、
自然に腹式発声になり、
相手に注目され、
心に響かせる声
が出せるようになるということです。
それは、自分と相手の
「テンション」
を上げることにもつながります。
独り言を言う時がテンション0なら、
1:1で会話している時が
テンション1、
仲良しの友達と飲み会などで話している時が
テンション2、
そして、
誰かにこれを伝えたい気持ちを込めて、
特に大勢を相手に話す時は、
テンション3
が必要です。
つまり、プレゼンやセミナーでは、
テンション3が必要です。
そのエネルギーが相手に感化したときに、
相手の心が動く
ということです。
もし、大勢の前で話す機会がある方は、
ぜひ、第一声の「こんにちは」や
「おはようございます」を、
腹式発声で、「ソ」の音を意識し、
テンション3で言ってみてください。
会場の空気がガラッと変わり、
あなたに引き込まれるのを感じるでしょう。
私は実際に研修で、
1000回以上経験済みですので、
ぜひ試してみてくださいね。