今日は、若手人材育成に関しての記事。


前回も、投稿したかもしれないですが、

企業が「学生に求める能力要素」と、学生が「企業で求められていると考える能力要素」
とに大きな差異があります。



この大きな差異が企業の成長に大きく影響を及ぼすだろうというのが、
研修業界では一つの今後のトレンドになるかと思います。



本日も改めて、上記の件に関しての記事。

再度ご確認ください。



経産省から発表された「大学生の「社会人観」の把握と「社会人基礎力」の認知度向上実証に関する調査」
からも若手人材の育成の課題が浮き彫りになりました。
もう一過性の教育では人材は育たないのです。

いよいよ来期を見据えた新人の育成、若手人材の育成の企画に着手する時期になってきているかと思います。

企業の人事担当の皆さんや受け入れを担当される各部門の育成担当者の皆さんは、年々、その難易度が上がっていることに頭を悩ませているのではないでしょうか。

平成22年6月に経産省から

「大学生の「社会人観」の把握と「社会人基礎力」の認知度向上実証に関する調査」が報告されています。

その中で新人若手人材の育成の大きな課題が浮き彫りとなっています。下記が同調査で報告されて「ポイント」と企業の「若手ハイパフォーマーの共通能力」の抜粋です。

■ポイント

企業が「学生に求める能力要素」と、学生が「企業で求められていると考える能力要素」には大きな差異が見られる。

企業が学生に対し「主体性」「粘り強さ」「コミュニケーション能力」といった「社会人基礎力」に類する内面的な能力要素の不足を感じている一方、学生はそれらの能力要素への意識は低く、「自分は既に身につけている」と考える傾向が見られる。

学生は「語学力」「業界に関する専門知識」「簿記」「PCスキル」等の不足感を感じている一方、企業側はそれらの能力要素に対し特に不足感を感じていない。

■自社で活躍している若手人材(ハイパフォーマー)が共通して持っている能力は何か

1.コミュニケ-ション力
2.人柄(明るさ・素直さ等)
3.主体性
4.粘り強さ
5.チームワーク力

以上の事から推察されるように、企業側が真に欲しているのは、私達がこれまでも度々、話題としてきたDo(やり方や知識)ではなくBe(あり方や人間力)であることが分かります。

しかし、当事者である学生が企業や社会が求められている能力についての認識が低く、社会に出るまでにBeを向上させるような取り組みが余り行われていないということが現実なのです。

そして、残念な事にその傾向は年々増す一方です。このことが若手人材の育成にとって大きな障壁となっています。

そして、組織で活躍する若手人材を育成するためには、これまで社会に出るまでに育成されているべき社会人としても人材としても最も重要で「基本的な人間力」を入社後、早急に育成しなければならないという現実です。

そして、もう一つの側面として受け入れ側の課題である
・新人や若手を受け入れる受入側の指導者の人間力は充分なのか?
・また、育成できる指導者や育成環境があるのか?
という問題もクローズアップされています。

これらの課題は、現在の日本企業の組織力(チームとして成果を生み出す力や人材が成長できる風土)を低下させている大きな要因の一つなっています。

さて、今回の「組織で活躍する新人や若手人材をどのように育成するか」というテーマに対して、現状は依然として一過性のビジネスマナーや知識教育を施す企業が多かったのではないかと思います。

しかし、皆さまも既にお気づきのように、これまでの育成方法だけではコミュニケ-ション力、人柄(明るさ・素直さ等)、主体性、粘り強さ、チームワーク力などを育成することは困難です。

もっとも重要な事は、若手人材である彼ら自身の変容を促す育成プロセスを伴った手法を導入することなのです。

そのためには、知識や理屈ではなく現実的な気づき、体験を伴った次の要素が重要になります。

1.現実的にできることと、できないことを客観的に理解すること
2.コミュニケーション技術ではなく、信頼構築と他者視点の本質を理解し、自分に足りないものを認識すること
3.組織やチームの価値を理解し、チームで活きる行動原理を理解すること

これらを学ぶ対象は、今となっては若手人材に限ったことではないかもしれません。

ですが、企業で働く組織人(組織でパフォーマンスを発揮する人材)としてまず、上記を深く認識、理解した上で、組織的なOJTによって能力を高めていく取り組みが必須なのです。それなしに組織で活躍できる人材は育たないと言っても過言ではないと思います。

引き続き、このテーマについて皆さまと共に学びを深めたいと考えています。

[参照:組織で活躍する新人、若手人材を育成するには gooニュース]