令和5年1月21日

 

 新年1月も既に3週間が経過しました、コロナウィルスによる感染症も

いわゆる、普通のインフルエンザと同様の位置づけ5類?になるそうで、

外でのマスク着用は任意となるようですが、まあワクチン接種等、有料化

するのが最大の目的じゃないですかね....所詮政府の役人の考えることです。

下矢印

 今年は七福神めぐりもしないで、いまだ初詣してなかったんですが

1月13日、午後ついに行って来ました。

向かったのは両国の古刹 回向院です。

 回向院の最寄り駅は両国

 ここから国技館通りと呼ばれる通りを南に徒歩4~5分

 信号待ちの向こうに

 回向院が見えてまいりました。

 回向院の正門のすぐ左に旧国技館跡(旧両国日大講堂)

がこちらにあったんですね。

ここが日大講堂だった頃、国技館は蔵前にありましたね。

大鵬、柏戸の時代は蔵前国技館とよく言っていたのを

子供時分に見ていました。

 回向院(えこういん)

 山号:諸宗山

 院号:回向院

 寺号:無縁寺

 宗派:浄土宗

 ご本尊:阿弥陀如来

 札所:江戸新撰三十三観音霊場 第四番札所

 札所本尊:馬頭観世音

 

 江戸の町の大半を焼き尽くした、明暦の大火、この犠牲者を

埋葬、供養したのがこの回向院の起源で、その後も安政の大地震

、関東大震災の供養塔が存在する。

相撲とも深い関係があり、境内での勧進大相撲などで、江戸庶民の

信仰の拠り所となっている。

 参道から境内へ

 参道の先に見える本堂は実は、かなりモダンな建造物

 参道脇に猫ちゃん 回向院の所有猫のようです。

 ちょうど一月場所開催中で、若いお相撲さんも参道から

国技館へ向かっています、回向院の周囲にも相撲部屋が

複数点在しております。

 相撲関連の石碑、力塚

 回向院と言えば

 江戸の大泥棒、義賊 鼠小僧次郎吉の墓

 大泥棒とは言え、戒名が居士ですからね。ランク高い

この鼠小僧の墓が実は金運アップと受験合格運アップで有名な

パワースポットになっている。

何故?

鼠小僧は神出鬼没、なかなかお縄にできなかったことから

その強運はただ物じゃない....そこでこの墓を一部削って

財布に入れれば金運アップ

更に警戒厳重な大名屋敷や大店に夜な夜な忍び込んで千両箱を

盗み出し、するりと入れる身のこなしから

受験成功運アップというわけです。

 

そんなわけで、鼠小僧の墓石、どんどん削られ今あるのは

最初のものではないようで、お前立ちが設けられ、それを削る

 私も削り財布へさらり....

右から安政大地震の供養塔、次も同様、浅間山大噴火供養塔

関東大震災供養塔、奥羽飢饉供養塔、大黒屋光太夫供養塔

 大黒屋光太夫の乗った船が遭難、のちにロシア、アリューシャン列島

まで漂流し様々な困難の乗り越え、ロシアのサンクトペテルブルクまで

移動、エカテリーナ二世に謁見、帰国したのが10年後

井上靖「おろしや国酔夢譚」は大黒屋光太夫のエピソードを小説化

したもの。

日本人で初めてロシアを見てきた人となりますね。

ロシアでの10年間に日本では故人扱いとなり、その供養碑が

建てられこの船形の石碑もその一つ。

後に帰国した時驚いたろうね。

回向院は他にも見どころ満載ですね。

本堂でお参り後

寺務所でをいただきます。

 ご本尊、「阿弥陀如来」

 江戸三十三観音霊場 御朱印

「馬頭観世音」

 極めて達筆に直書きでいただけました。