平成29年7月8日、世田谷観音のお参り、ご朱印を拝受した後、再び東急バスで
三軒茶屋駅に戻り、東急田園都市線、地下鉄銀座線の共同運行に乗車、赤坂見附で
地下鉄丸ノ内線に乗り換え、新宿御苑前駅で下車、3番出口からそのまま
新宿3丁目方向に歩いて、3本目の路地を右に曲がると、目指す太宗寺に到着です。
実際の新宿御苑とは反対側です。
太宗寺(たいそうじ)
山号:霞関山
院号:本覚寺
寺号:太宗寺
宗派:浄土宗
ご本尊:阿弥陀如来
江戸六地蔵尊の三番
江戸三大閻魔のひとつ
新宿山ノ手七福神 布袋尊
慶長年間(1596年)に太宗という僧が建てた太宗庵がその始まり。
特に札所となっているわけではありませんが、多くの文化財を有する
お寺です。
その代表的なものが江戸六地蔵の一つに数えられる銅造地蔵菩薩坐像です。
東京都指定有形文化財です。
江戸六地蔵は江戸時代の前期に、江戸への出入口6ヶ所に造立された。
像高は267cm、正徳2年(1712)9月に「江戸六地蔵」の三番目として甲州街道沿いに造立されたもので、製作者は神田鍋町の鋳物師太田駿河守正儀です。
(境内掲示より)
--------------------------------------------------------------------------江戸六地蔵は,江戸深川の地蔵坊正元が、宝永3年(1706)に発願し江戸市中から広く寄進者を得て、江戸 出入口6箇所に地蔵菩薩像を造立した。
東海道:品川寺、奥州街道:東禅寺、甲州街道:太宗寺、中山道:眞性寺
水戸街道:霊厳寺、千葉街道:永代寺(廃仏毀釈で地蔵がない)、浄名寺が
永代寺の代佛になっている。
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地蔵菩薩像は、山門のすぐ右側にあります。
境内の左側に、この不動堂があります。
中に安置されているのが、三日月不動尊と呼ばれるもの、七福神の布袋尊も
この中です。
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三日月不動尊(新宿区指定有形文化財)
額の上に銀製の三日月をもつため、通称三日月不動と呼ばれる不動明王の立像です。
銅造で、像高は194cm、火炎光背の総高は243cm。江戸時代の作ですが、製作年・作者などは不明です。寺伝によれば、この像は高尾山薬王院に奉納するため甲州街道を運搬中、休息のため立寄った太宗寺境内で、盤石のごとく動かなくなったため、不動堂を建立し安置したと伝えられています。(境内掲示より抜粋)
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不動堂の並びに
お寺の守護神、稲荷社です。
塩かけ地蔵尊があります。
イボやおできに霊験あらたかだそうで、この塩を少し貰って身体の治したい箇所に塩を掛けて清め、めでたく完治したら倍の塩をお返しするそうです。
さらに、関東大震災の犠牲者のための慰霊碑です。
境内はたいへん広い敷地のあるお寺です、反対側には
この朱塗りの柱が目立ちます、閻魔堂です。
扁額は「閻魔殿」となっていますね。
中に閻魔大王像と奪衣婆像があり、いずれも東京都指定文化財なんですが
普通は暗くてよく見えません。
スイッチがあり、それを押すと一定時間堂内が明るくなりお参りできるように
なっております。
閻魔大三は撮影できましたが
奪衣婆像は角度が悪く撮影できませんでしたが
かなりリアルに恐ろしい形相でした。
太宗寺の本堂はこちらです。しかし上に上がることができません
階段の下からお参りです。南無阿弥陀仏~南無阿弥陀仏~南無阿弥陀仏
ご朱印はこの本堂の下、1階の寺務所で受け付けてくれます。
まず、ご本尊「阿弥陀佛」
そして、「閻魔王」
山ノ手七福人「布袋尊」
三つも拝受いたしました。
スタッフのお若いお坊さんが、たいへん快く
三つのご朱印を仕上げてくれました。
最後にこれも、新宿区指定有形文化財の
内藤家の墓所をお参りします。
江戸時代信州高遠藩主 内藤家累代の墓所です。
1628(寛永6)年 正勝が葬られ、6代重頼が寺地を寄進し、
1714(正徳4)年 7代清枚(きよかず)以降 歴代の墓所として当主や
家族が葬られました。1952(昭和27)年に都の区画整理事業に伴い、
57基あった墓塔を現存の3基にまとめ 現在地に改葬されました。
太宗寺は内藤正勝公(内藤家5代)の厚い信望を得て、お寺としての形になった。
寛永6年、正勝公の逝去の際、葬儀万端を取り仕切った太宗庵主は以降、内藤家との仏縁を一層深めることとなり、寛文8年、内藤家8代・重頼公より寺領として、7396坪の寄進を受け、さらに庵の規模を拡大して寺門に変え、寺号には庵主の名を冠して「太宗寺」とするに至りました。(境内掲示より抜粋)
以上、新宿のど真ん中、太宗寺のご紹介でした。