奈良と木津川でのご朱印めぐり、円成寺です、この寺は奈良市内に所在地があります。
今回の旅行で最初の奈良のお寺ということになります。
奈良市内からだと、国道369号沿いにありますね、この円成寺から更に行けば、徳川家光の武芸指南、柳生十兵衛で有名な柳生の里ということになります。
国道369号沿いにある、かつての寺の入口です、円成寺の寺号標が残っています。
ここが国道が後から開通し、あまりに国道沿いで危険ということで現在の入口はもう少し
先にあります。
円成寺(えんじょうじ)
山号:忍辱山(にんにくせん)
院号:不明
寺号:円成寺
宗派:真言宗 御室派
ご本尊:阿弥陀如来
創建、開基:天平勝宝8年(756年)
聖武天皇、孝謙天皇の勅願による
札所:大和十三仏霊場 十二番
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忍辱(にんにく)
菩薩の六つの行、六波羅蜜の一つがこの忍辱で、いかなる心身の苦行をも
耐え忍ぶこと。を意味しているそうです。
布施・持戒・精進・禅定・般若これが他の五つの行
(あのニンニクとは違うわけです、ここで人間修行すると、四六時中ニンニク臭く
なるわけではありませんね。)
円成寺公式サイトより一部抜粋
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新しい門だそうです、ここから参道を通り受付けの向かいます。
駐車場から実際の入山門まで少し歩きます、途中にこのような歌碑もありました。
重要文化財の楼門ですが、ここからは入れませんでした。
楼門に掲げられた、扁額は忍辱山、そうとうに古そうですね。
円成寺の見どころが書かれた掲示板二つの国宝と名勝庭園があります。
その名勝庭園
まだ後半で絶景の庭園画像を出します。
拝観受付けをして、境内伽藍へと入ります。ご朱印はこの受付けでやってくれるし
本堂内でもやってもらえるようです。
先ほど前を通った楼門を内側から1468年に再建されたものだそうです。
多宝塔です1990年の再建ですが、中には国宝大日如来坐像(運慶作)が安置、
撮影不可でしたが、実際見ることができました。
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鎌倉時代 仏師 運慶
運慶は鎌倉時代の代表的な仏師で、その集団は慶の字が付き、慶派と言われる
(ガイドさんの弁)
慶派は仏像一体を作り上げるのに、当時では画期的な方法で短時間で仕上げる工法
をあみだしたとされ、それは分業制、つまり仏像の頭、胴、脚等をそれぞれ分業で仕上げ
最後に合体するという方法ですね。
更に、この慶派の仏像のより人に近づけようという執着は仏像の眼に水晶を使い
よりリアルさを増した仏像としたところが特徴
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円成寺の境内は桔梗の花でも有名だそうで、やや盛りは過ぎていましたが
まだまだ多くの桔梗が咲き乱れておりました。
本堂の阿弥陀堂です。
扁額は圓成寺です。
本堂には本尊の阿弥陀如来坐像が鎮座し、その周囲に四天王像が取り囲む形態。
更に、本堂の四本柱にはいまだ、極彩色が比較的鮮明な観音菩薩や勢至菩薩が
描かれ、実にきれいでしたね。
更に後半部分に続きます。