3月31日より、NHKクローズアップ現代のテーマ曲、エンディング曲が新曲になりました音譜
前回の曲は4年間流れましたので、あの曲が流れなくなるのはちょっと寂しい気もしますがむっ、、。

毎日夜7時30分からの番組として、いつもトップの視聴率を取っていたクローズアップ現代ですが、今年からは民放さん2社も、クロ現に対抗した報道系番組をスタートさせました。最近は娯楽やバラエティーから真面目な番組に以降してきたということでしょうかね。

そんな時代の流れを受けて、番組にも新しいイメージが必要となり、今回番組のイメージが一新されましたクラッカー

今回は番組のオープニング部分が短くなったので、曲の長さが以前のものよりも短くなりました。その分、番組の始まりとしてのスピード感は増したように思いますひらめき電球

この番組のテーマ曲を作曲する時には、いろいろな要素が要求されます。クロ現のもつドキュメンタリーとしてのイメージは、報道ニュースとは違うということ、、明るい話題から暗い話題、世界中の話題など、それぞれの違った内容にも違和感が少ない曲であること、、最初の5秒で、「あっクロ現が始まったな!」と感じてもらえる曲、、今日の本題を説明している声の邪魔にならない音であると同時に、飽きさせない曲であること、、また、毎日の放送の内容によって、曲の長さを変える必要があるため、曲のどの部分を切ってつなぐ、いわゆる編集をしても、違和感がなくどこでもつながる曲であること、、、そしてメインキャスター国谷さんのイメージなどなど。

こんな感じで、たった1分弱の曲を作るだけでも、いろいろと思考や計算が必要です。それを一緒に考えてくれるのがNHK音響デザインの方々です。今回、僕は10曲ほどデモ曲を作り、それをもとに方向性を決め、完成させていったのですが、音響デザインの方々から伝えられる番組制作側からの要求と僕の音楽的感性が、あるところから交わっていくのです。これが、なかなか楽しいことで、毎回のことですが、とてもわくわくします音譜

約1ヶ月の期間で、打ち合わせ、デモのやりとりを何度も繰り返して完成したクロ現2009のテーマ曲です。
是非機会があれば、新しいクロ現を観て下さいニコニコ