エスコルタ、いよいよメジャー音楽番組に登場です! テレビ朝日「題名のない音楽会21」!!
素晴らしいなービックリマーク

っということで、昨日の夜から今日の朝にかけて、完全オールで仕事をしてしまいました。何をしていたかというと、エスコルタが来春出演する「題名のない音楽会21」のために、フルオーケストラバージョンの「愛の流星群」を作っておりました。CDバージョンよりも楽器も多く、編成も大きいので、演奏されるのが、今からとても楽しみです。クラッカー

生のオーケストラのための作品なので、楽譜もしっかりと製本して、朝のバイク便で、ビクターレコーズへ送り出しました。良い音で鳴ってくれることを祈りつつ、一休みしてから、ライブのための楽曲作りです。しっぽフリフリ

ちょっと余談ですが、作曲家って、音楽の中身はもちろんですが、楽譜についても、いろいろとこだわりがある人が多いんですよ。僕の楽譜はコンピュータで書くのですが、それをプリントするための楽譜専用の紙や、綴じるためのテープや表紙などにも、こだわりの品々を使用します。

紙は厚みと色が重要で、楽譜として最高のもを使います。演奏家がページをめくる時の手触りに気を使います。また両面にプリントされるので、薄い紙だと裏側の音符がすけて見えて嶋氏、思わぬ演奏事故にもつながってしまいます。

貼付けるテープは最も重要なところです。なぜかというと、通常のテープで貼付けると、ごわごわして、厚みがでてしまい、演奏中に楽譜をめくるのが大変なのと、時間がたつと、べたべたとしてきて、ページがくっついてしまい、演奏会で使えなくなってしまうのです。僕が使用しているテープは和紙でできています。日本の伝統的な素材は、本当に素晴らしいです。和紙は薄くてかさばらないのに、非常に強く、ページを何度めくっても簡単に切れたりしません。また、時間がたってもべたべたしない特殊なノリが使用されているので、有名オーケストラとかの楽譜は、この種類のテープが使用されています。音符については、コンピュータを使うようになってからは、あまりこだわらなくなりましたが、これも、人によっては大きさとか丸の種類や角度にも、うるさい人もいるんですよ。

昔は僕も手書きで楽譜を書いていたのですが、その頃は、まるでグラフィックデザイナーと同じような道具を使っていました。大型の角度が調節できる製図用のテーブルにパラレルルーラーという、平行の横線をぴたりと描くための定規を使って、自分専用の五線紙を作るところから始めたりもしていました。<p>ペンや鉛筆の太さ、固さも決まっていて、消しゴムは電動消しゴムを使い、何かの設計図を書くための道具で楽譜を書いていました。

実際、音楽の中身へのこだわりからはじまり、楽譜の紙やテープにこだわり、手間をかけて完成した作品が実際の音になって演奏された時に感じる達成感が、作曲家の喜びの1つなのかもしれません。
何事にもこだわりって大事ですよね。  僕が使っている紙やテープも、誰かがこだわって作った作品ですし、テープひとつにしても、かなりのこだわりで作っていることが分かります。

ただ、僕の場合、こだわり過ぎて時間の無駄遣いになってしまうおそれもあるので、そこは注意しながら、これからもいろいろとこだわっていきたいです。わんわん