この間の土曜日、久々に友達がうちに来てくれた。

 

作曲家仲間のタガシーだ。

タガシーは、学年で言うとあたしの一つ下で、東京芸術大学の作曲科を出て作曲家になった男だ。

いわゆる、あたしとは全く逆のタイプの作曲家である(笑)。

 

しかし、作曲家としてはもっともあたしと気が合う仲間のひとりだ。

 

「あ、そうだ!しんちゃん、蓄音機聴かしてくれよ」

 

「お、そうだね。まってて^^」

 

まずはイヴ・モンタンの「枯葉」、それからアルトゥール・ロンジンスキ指揮、クリーヴランド管弦楽団の演奏のリムスキー・コルサコフ「シェヘラザード」を聴いた。

 

もうかなり酔っぱらっていたが、最後、バス停まで送って、お互いに上機嫌で別れた。

 

気が付いたら朝、布団で寝てた(笑)。

 

残念ながら、積もる話がありすぎて、レコード(Vinyl)は聴かずに帰って行っちゃった(笑)。

 

ま、いいんだけどね……(笑)。

 

さて、レコード(Vinyl)の話しをもうちょっとだけ。

 

まあ、あたしの世代はレコード世代ではある。

その当時は、今のあたしみたいに、レコードを洗浄するのに時間を10分も掛けて聴く、なんて事は当然なかったんだけど、でも今とは圧倒的に違いを感じる事があるんだ。

 

これはあくまでも「持論」、、、「自論」かな?

 

レコード(Vinyl)の良さって、実は不便なところなんだよね。

例えばどういう事かというと、LPを聴く時、1曲目に針を落とすでしょ?それで、2曲目はあんまりピンと来ない曲だと思っているから、飛ばしたいんだけど、でも針をまた上げて3曲目に落とすなんて事が面倒だから、そのまま2曲目も聴いちゃうでしょ?そうやってそのLPを何度か聴いているうちに、その2曲目の音楽が好きになってくるんだ。

つまり、どういう事かと言うと、今になって思うのは、その時はまだ、その2曲目の音楽が理解できる音楽IQが備わってなかったって事なんだって思う。つまり2曲目がいい曲だと思うようになったって事は、自分の音楽のレベル、音楽観が少しアップしたって事なんだよね。もちろん、ピンとこないのは、本当にその曲がたいしていい曲じゃないって事だってあるかも知れないけどさ。決して「慣れた」んではないと思う。

あたしなどは、どんどんそうやって小さな自分の音楽観が広がって行ったんだと思う。もし今だったら、2曲目は「ポチっ!」って飛ばしちゃう。そうすると、その曲の良さは一生分からないまま終わって行くんだ。だから、自分の音楽のキャパシティは何年経っても変らない。その時点で理解できるもの以外は全てスルー出来ちゃうからだ。

 

でも、よかった、レコード(Vinyl)世代で(笑)。

 

音に関しても、デジタルサウンドだとどうしても音の表面だけで音楽を理解しようとしちゃうんだよね。。

 

なぜかそれがレコードになると、どんどん音楽の内側に入って行ける。なぜだろう?それはわからないけど、なぜだかそうなんだ(笑)。またそれが分かっているから、音楽を聴く時に少し前のめりになって聴く(イメージのことね)。姿勢も変わる。たまにdigitalなものを聴いてもそうやって聴く習性が身に付いているんだ、おもしろいね。まあ、だからと言ってそればっかだと、元にもどっちゃうんだけど。。

 

さ、夜が明けたらいっちょ聴くか(只今、夜中の3時頃。笑)。

最近早起きになってきた。今日なんて2時半に起きちまった(笑)。というわけで、じじいの戯言だったのかな?