○○上遠野浩平著 ○ 海賊島事件 ○○

 治外法権で有名なカジノ場ことムガンドゥ三世の海賊島に、殺人事件の容疑者が逃げ込む。彼女はなぜ水晶の中で死んでいた?引き渡し要求に海賊島が揺れる中、一人の女が島を訪れる…。

・ミステリ度       1 なんかもう謎とかどうでもよくなってきた。
・男密度       4 やたらと男。男ばっかの印象が…。
・視点入れ替わり度  5 前二作を上回る視点転換。

 EDや風の騎士、レーゼが出てくるにも関わらず、紫骸城より「番外編」的印象が強い。かなり視点・年代が交差する。それがときどきぎこちなくて、軌道に乗るまで読みづらい。

※以下ネタバレ有

(感想)
 視点がくるくる切り替わります。当社比三倍。
 というのも、物語が大きく三つの柱で出来ているためです。
 しかも最初から最後まで三本柱ならまだしも、途中でA→A、B→Cという感じになるからややこしい。

 今回の複線は私でも(普段何も考えずページをめくるやつ)分かったくらい…平易でした。
 謎に関しては、事件の謎よりムガンドゥの謎のほうが謎という謎な展開。
 
 海賊島ということで、読んでいる最中に周りから「パイレーツオブカリビアン?」などと聞かれることが多々ありました。が、断じて違います。
 
 それにしてもムガンドゥが格好よすぎです。もうずっぽりハマりました。双子もいいけどこの人もいい!

 それに比べて…、どうも風の騎士は好きになれません。リーゼ殿も。
 風の騎士って物凄く某キャラに似ている気がするのですが、それが思い出せなくて、二重にもやもやします…。
 今のところ、紫骸城が一番面白かった。