女子枠が悩ましい
名大にも女子枠がある令和5年の入試から名古屋大学では工学部の学校型推薦選抜で「女子枠」を設け、話題となった。先日朝日新聞に(とっているのではない。営業のメールが来るのだ。いくらか記事が載っている)今年2024年度入試において「女子枠選抜」を実施した大学に、メルカリの創業者である山田進太郎氏が2021年に設立した山田進太郎D&I財団がアンケート調査を行った結果を発表してあった。
記事には
女子枠とは、理工系などの学部において多様な人材を育成するために、女子限定の定員を設ける入試制度です。以前から名古屋工業大学(国立)や芝浦工業大学などが導入していましたが、22年に文部科学省が大学入学者選抜実施要項の中で「多様な背景を持った者を対象とする選抜」の工夫を奨励し、その例として「理工系学部における女子」と言及したことが追い風となり、23年度入試以降、理工系学部を中心に次々と女子枠が導入されました。23年度入試では、富山大学や名古屋大学など、24年度入試では東京工業大学、東京理科大学などが導入し、女子枠を実施した大学は計33大学にのぼりました。以下が24年度入試で女子枠を実施した大学です。
とある。
【山田進太郎 D&Ⅰ財団の資料より】
女子枠が悩ましい
違和感が残る
2025年にはこれに加え、福島、福井、茨城、千葉。神戸、長崎、宮崎大学が現時点で「女子枠」導入の表明をしています。
「悪いことではない」気がする。
受験指導者の立場では(郷ひろみになったつもりで)
「せっかくだから使わしてもらいなさい。Go!Go!」
と言いうでしょう。
しかしながら、違和感(最近流行りだなぁ)が残るんですね。
女子枠が悩ましい
平等と公平
D&Iの流れだろうか。
しかしながら、中には「男性に対する差別である。」と宣う方々がいらっしゃる。ネットでもそんな意見が散見された。そうじゃないだろう。と思う。一番大切なことは、
「入試は平等」でなければならない。
ということ。
誰もが同じ試験を同じ環境で受けるのだ。それが入試というものだ。
公平な入試では受験生のレベルに合わせて問題を変えてもいいことになる(そんな馬鹿な)。
D&I、ダイバーシティアンドインクルージョン(多様性と全ての人の社会参画)。今はD.E.Iと言われており、E すなわちequity(公平性)が付け加えられている。
今やどの企業でも対外的に「ウチ、やってます!」と打ち出すのが普通になっているD&Iだが、エヌイーホールディングスでも社長が直々に旗振りをすることになり、ご多分にもれずサスティナビリティ担当取締役の樋口も担当者になっている。
まだ樋口は俄かではあるが、ひょっとして文科省は平等と公平の違いに理解がないのではあるまいかと疑っている。
大学という組織では「公平」でありたいが、入試がそうであってはいけませんと思う今日この頃です。
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この時期、HPも更新が多いです。興味がある方は下の「コンプリートパスHP」からお入りください。